奥深いお菓子の世界
小さい頃から『職人さんの手際、てもと』を
見るのが好きでした。
回らない(笑)お寿司屋さんだと、握ってるところをじっと見ていたり、オープンキッチンのレストランなんか行ったら飽きることはありません。お店の人からしたらやりにくい客かもしれませんねぇ(笑)ここのところ、とんと行ってませんが。。
そんな性癖があったことを思い出させてくれた(?)スイーツレッスンに参加してきました。
考えてみたら、お菓子材料って
卵 卵黄、卵白
砂糖
小麦粉 グルテン含有で薄力粉 中力粉 強力粉
牛乳 生クリーム
基本の材料にそれぞれの持ち味があります。
言いかえれば、
同じ材料でスタートして
ゴールでは全く違うものになっている!
だからこそ素材の質
そして素材の特性
どういう仕上がりを目指すか、で
手技を変えていきます。
今回などはワークショップなので、終了時間が決まっており、
そこから逆算してこの工程を何時にする、と決まってきます。
頭はフル回転
目と耳と鼻もフル回転
タルトレッスンでは、タイマーとキッチンスケールもフル回転
温度は 見た目の状態と手ざわり、やっぱり五感で判断!
それは経験値の高さ豊かさに裏打ちされています。
今まで知ってた『柔らかな冨田さん』から、
シャキシャキと立ち回り、次々と判断をくだしていき、少し先の仕上がり(成功)に向かって
『パティシエ冨田』に変身していくのを感じました。
私はといえば、
興奮と感動で、
写真撮影すら忘れて ぼーっと f^_^; 見とれていました(笑)
混ぜの終了は
色艶がさっと変わる瞬間があるのです。
あらかじめ冨田さんが説明した通りに変わっていくさまを
ナマで目撃!
もう感動してしまいました。
これが
↓
艶感が変わった瞬間
フィニッシュ!
ただの 砂糖に水が
↓
加熱で
↓
↓
こんな色となり
冨田さんの『離れてくださーい』の声かけで離れると
↓
高温の砂糖と冷たい生クリームを
合わせたことで
激しく音を立て
↓
時間とのたたかいで、混ぜて混ぜて〜
そしたら
こんな色艶に!
↓
↓
砂糖と水と生クリーム。以上 あとは手技
これがキャラメルでございます。
『こういう時には』
『こうしてください』
『こうなったら』
『また冷やして』
何を聞いても、どんな状況の対策も冨田さんはご存知。
そこにも感動。
あぁなんて奥深いの
今朝、食事後に
ワークショップで作ったパンプキンパイを
家族に振る舞いました。
生クリームを泡立て器でツノが立つほど混ぜたところ、
たらーっとひと筋の汗が流れたのでした。。
同時に
コーヒーもドリップして熱いうちにと用意したら、、
大変でした(笑)
やーくんは食いつき
夫も感心していたので報われましたけど
お菓子づくりは、次々出てくる器の洗い物も洗っていきます。
今日は切って出しただけなのに、
ひと運動した気分です。