見えてきた私の山スタイル
道具の購入も、一発でジャストなギアには出会えない。。
人のやり方に引っ張られたり
やり過ぎたり やりなさ過ぎたり。
山行スタイルもそうだ。
周りに、自分に無理がかかる、
無理どころか迷惑かけたり
漠然とした表現になるけど、シックリこなかったり。
家族構成や世間の環境、今の状況を見ると、
一泊か日帰りが、ダメージもなく楽しい余韻に浸れて良い感じだ。
そう気がついて、その一泊や日帰りを快適に行けるようにしようと思い、カモシカのセールでザックを買ったのであった。
何個めよ。。
1代目は店員さんに勧められるままにレディスモデルを買った。
「そんな事を!」と思われるかも。。だけど使ってみると、サイドポケットのジッパーが硬い上に 入れたいものが入らなかった。
また、1年目は不安から荷物が増えに増え、一泊でも10kg超過していた。
『不安、自信がない事と、荷物の重さは比例する』
その言葉そのものだった。
2代目は同じブランドのもうひと回り大きいザックを、
かもフェスのタイム激安セールの雰囲気に呑まれ購入。
確かに安くお得に買え、背面の反ったパネルがないので荷物は入れやすくいっぱい入るようになったことで、今でも冬装備時には使用している。が、だいぶ必要なものもわかってきたのもあり荷物量も減ってきて、グリーンシーズンには 逆にザックの重さが気になってきた。
3代目は まさかのウルトラライトの方向に走る。
体力不足を軽量化でナントカしようと思ったみたいだ。
そしたところが
1代目2代目の 造りのガッシリさで気づかなかったパッキング技術不足が露呈。
背面パネルがないので荷物の形状が背中にあたる。気になる。
軽量だが肩紐調節幅が男性体型用なのか、いっぱいに締めても歩くたびに動作を変えるたびに、荷物が動く。
1代目2代目ブランドが 腰紐で荷重を受けるのに対し、重さがダイレクトに肩にかかる。
登山後 脚より肩痛がある事に 気になっていた。
水分とスマホは、そのたびザックを下ろすのでなく手元におきたい。
別売のボトルホルダーは歩いているうちに重みとマジックテープの緩みで一番下まで落ちてくる。
出先で何度直しても固定できない。
スマホもズボンの膝ポケットやいろいろ試したものの、衣類に入れると歩きに支障があり
スマホホルダーを別ベルトでみぞおちあたりの高い位置につけることで落ち着いてきた。。かに思えたが、10km超える日帰り山行時に背中が擦れる痛みを感じるようになる。何かと思えば、そのベルトの金具がザックに押されて擦れていたのだ。
もともと自称マーケティングリサーチャー(笑)で、買い物好きなのもあって
「ここが改良された」「こんなデザインになった」「新色登場!」(笑)
ああ、揺さぶられながらも「ガマン、ガマン」を合言葉に我慢しました。
だけどだけど、
自分の山歩きとしてまとまってきた一泊日帰りを、荷物で煩わされず快適に旅したい。。
肩紐にドリンクとスマホが入って
ブカブカでもユサユサならない
トレランザックの後ろ大きめみたいな?
で、エコバッグとセールのハガキを握りしめていざカモシカへ!
そしたらひとモデルだけあったのです。20リットルで。
どこにどんなポケットがあるとか背負ってフィット感とか、振ってみたりお辞儀してみたり。
よし買おうと思ってザックを店員さんに預け、他の売り場をリサーチしていたところ、対応してくれた店員さんが駆け寄ってきて、
「セールスタートは明日で、定価になりますが良いですか?」なんて善良なお店!
「きゃー勘違いしてました。すみません💦明日朝イチに来ます」
その夜 就寝中の脳内にて。。
隣にあったレディースモデルは 28リットルだったけど、そっちが良いのではないか。。
伸縮性もあったし荷物の少なめにも対応するんじゃないか。。
今まで男性仕様の 肩幅の違和感に悩まされてきたのだもの、レディースモデルにしなよ。。
と、冷静になった脳からの新提案。
即座に買わなかったご褒美提案のような気がする。
そして翌朝 入店してザックコーナーに直行、二つを眺めたり背負ったりポッケの位置を確かめたり。
そうして全てに納得の、レディースモデルに決定。
オマケに『定価で買わない』モットーも守れた(笑)
なんて長い前置き!(笑)
おニューのザックで有明山に臨みました。
(雨蓋外してペッタンコで使いました。色もお気に入り♡)
今回、初めての誘い合っての登山でした。
まつもっさんとは ふとした話で山に登る人だと知り、
「北岳登ってバットレス見てきました。すっごい迫力の絶壁ですねー!」
「バットレスは登りました」ひえー
「横尾から見える屏風の頭すごいですねー」「私、登りました」ええー
「黒戸尾根は登りましたか?」
「登ったことはないです。
黄蓮谷の沢登りして、下りに使いましたけど」
(OvO) なんと。。
今まで登りはバリエーション、下りは登山道だそうで…(笑うしかない💦)
そんなレベルの違う人でもいちお誘ってみたところ、行きましょ行きましょー意気投合!ということになったんです。
行きたかったのは有明山ですよ。
暮らしの中で見える山、だけど難易度も高い、一人じゃクマも怖い。
7月は長雨で、急峻だし またの機会にとお流れ
8月、決めた日の二日前からすごい雷と豪雨。
『雷三日』ですからね、その三日目にあたるし まつもっさん、出発時間を1時間早め距離も短い裏参道往復に変更の判断をしてくれました。
歩き出しから、見上げるような急角度。
霊山の雰囲気です。
もののけの世界
シシガミさまが見てそう。。
(ツノ付き骨が鎮座しておりました)
8時には頂上に到着ー!
ピースがぎこちない(笑)
住んでる辺り
まだ青空です。
まつもっさん、変更をしきりに悔やんでましたけど、午後は湧いてくるわよ、きっと。
(ゴゼンタチバナ チェック)
(コイワカガミの群生では。。)
(こ、これはアサギマダラ? 本体消滅してましたけど なんとはかないアサギ色)
(苔にうっとり♡)
キノコとか。
そんな中断が、クライマーまつもっさんには新鮮だったみたいです(笑)
花の名前を教えてあげたりしました。
ま、私はこんなところに目が行くからコースタイムウーマンなのよ(笑)
ゆうじん さん以来のお喋りしながらの登山で、楽しい登山だったのは良かったんですけど。
私が先に歩くよう促され、
里山とはいえ、
数歩で気づいたとはいえ、
登山道から外れること数回。
まだまだ修行が必要です💦
一ヶ所岩場を巻く場所では、先にまつもっさんが行って足場を見ててくれました。
ガイドツアーでないグループ登山ならば、オンブダッコではいけません(もちろんガイドツアーでも丸々のオンブダッコではダメです💦)自分に必要な能力や知識、どんな部分を強化して人と登れるか、そんなことも考えるようになってこれた今シーズンです。
そして そんなバリバリのまつもっさん、いったん山を降りると私の車の駐車場を通過してしまったり、お茶目なところもあり(笑)
解散後 夫の心温まるお言葉に甘え、しゃくなげの湯でリラックスしました。
出てくると有明山方面から雲モクモク、その中からゴロゴロ遠雷
ほらー!
まつもっさんの判断大正解でしたね!