エガクのブログ

絵を描く事と、山に登る事と、作業所に通うハンディのある長男と、夫と、東京に居る二男と…

日向八丁尾根

(このタイミングの希少なコラボ 二本剣と富士山、鳳凰三山、ご来迎)

 

 

烏帽子岳で休憩していた時、

言ってはいけない冗談を言ってしまいました(笑)

 

「じゃあ戻ろうか」  

 

(゜.゜) 

 

「どこに?!」

 

メンバーの面食らった戸惑った表情が、今でも浮かびます( (^_-)-☆ぷぷぷ)

 

 

烏帽子岳からの甲斐駒ヶ岳 すでに相当離れています。)

 

それもそのはず、日向八丁尾根の烏帽子岳は最奥部。甲斐駒ヶ岳の頂上からもすでに相当離れており、

『戻る』 と言ったら 甲斐駒ヶ岳の山頂を越えて七丈小屋経由の竹宇か、

頂上からの北沢峠か、

進行方向の日向山経由の矢立石。

 

 

(解除忘れで べるがの湯の軌跡まで残ってます(笑) )

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

さて、二日目は 夜明け前の午前4時過ぎに七丈小屋を出発しました。

f:id:ridgeww:20191006142654j:image

 

昨夜の楽しい宴が残っているのかテント場通過の頃 リバースしそうで(爆笑) 

踏破できるのか不安がよぎりました。

 

わたしの思考癖としてマイナスを集めて不安を増大させる、そんな傾向があるのだ と、

先日受講したGYMZEROの『メンタルトレーニング講座』で気づかされました。

 プラスを集める、わたしが自分を信じてあげる

 

(いけるいける、エンジンがかかったら体が軽くなるから。大丈夫、大丈夫。)

ほかのメンバーもいるので心の中で自分を励まします。

そうして歩いているうちに 歩きが登山モードになりました。

 

三上浩文ガイドは、単独行時では 気づかず通過してしまっていた信仰の痕跡を丁寧な説明とともに教えてくれます。

f:id:ridgeww:20191006142742j:image
(石室    ビバークも快適だそう)

f:id:ridgeww:20191006143724j:image

(燃えてきた。。。)


f:id:ridgeww:20191006143719j:image

(うわぁ、、雲海  この日は街から甲斐駒ケ岳は見えなかったそう。別世界でした。)

 

f:id:ridgeww:20191006143721j:image

(これから向かう日向八丁尾根に滝雲   右奥に八ヶ岳

 

 

前編で、(正常性バイアスの危険な客意識)など書いた割には、

私も登山の一般的な常識が入っておらず💦バカ正直に ハーネスのみを持ってきています💦

ハーネス持参と言われたら、自動的に環着きカラビナとシュリンゲも付いてくるもの

とのこと。

 ご迷惑をおかけしてしまいました。帰宅後 速攻でワンセットにしました。

 

わたしの脳ミソ、カタカナ語が入らないのには自分でも閉口しており、

「セルフビレイしたことある?」「?」

三上さんが準備を始めてやっと「あ、カモシカの講習会受けました」

ほかの作業名も(もう思い出せず…汗)「それもしました」

 

懸垂下降は初めてでしたけど、安全の構造を聞けば下が断崖だろうがもう怖くなく、ぴょんぴょん消防士さん降り、これ もうちょっとしたかったです♡

f:id:ridgeww:20191006143039j:image

とにかく三上ガイドのザックは「ドラえもんのポケット」みたい!いろんな美味しいものいただきました♡ごちそうさまでした。

 

大岩山での休憩時、「五味さんの下りが予想以上に遅くて…」との話を聞き「なぬ?」

コースタイム通りだと思っていたので私もびっくり。

先に行っていいよと、言われました。歩き始めてみると、私好みの斜度と道の状態。だんだん小走りになってきて、かえって止められたりして。ちょっとは時間短縮になったかな~。

 

やはり秋のつるべ落としで、日向山からの下山は薄暗くなりました。

 

f:id:ridgeww:20191006143411j:image

(もう一息!ここからが長く辛かった…この日の核心部分だったね〜と、相棒と話しました)

 

 

トータル13時間。中身の濃い本当に面白い道でした。

 

【 下山後の検証】

やはり社会人のこだわりとしては、登山だけ出来てもダメなわけで、当日は

相棒を 確実に小淵沢駅に送り届けて 安全な高速運転、

帰宅後の お世話になった道具のお手入れ、 

洗濯、物干し後の就寝

翌日は いつものように朝食作り、家族を見送ってのち からだ全体をまず自分で点検。

故障・ケガ・痛みは…なし。OK!

それでも丸福整骨院の施術を受けました。

「お尻がカチカチ」(by西川先生)とのこと。ということはですよ、ちゃんとお尻を使って登山出来たってことですね!わーい!

f:id:ridgeww:20191006143321j:image

めざせガイドさん様の かっこいいおしり!🍑

 

 長文を 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。