エガクのブログ

絵を描く事と、山に登る事と、作業所に通うハンディのある長男と、夫と、東京に居る二男と…

『自由』ってなんだ ? こういうことだ!

なんか予感があったのかもしれない。

私自身が登山を始めたことで垣間見た
しんどさ苦しさの向こう側にある達成感、
身体作り、
身体を作ったことで拡がってきた登山の難易度、
見たことのなかった自然への感動、
もっともっと絶景と出会いたいと願うようになった貪欲さ、
身体作りそのものの面白さ、

加えて
他からの評価を受ける快感、
『あの人の行った山に私も!』という迎合、
ツアー募集にそそられる欲望、

始めたのが遅かった分の焦り

.........

様々な方面からの感情がごちゃ混ぜになって、少々収拾つかなくなっていた...ことを、うっすら自分でもわかっていた...のだと思う。

そして、私が登山で心ひかれたそのままのものをFace book でアップしても、期待するような反響があるわけではないことも わかってきていた。

そこに合わす...ことの不自然さと、自分の気持ちとのギャップにも。

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FERRINO presents『ZERO to SUMMIT 』は、二神浩晃さんと 坪井伸吾さんのトークショーだった。
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トークショー参加前に予想していた、もしかしたら偉業自慢なのかな.....との予想は 、全くの
まーったくの お門違いだった。

むしろ、偉業などという『他』の評価から解き放たれるために興したアクションだった。

二神さんは、日本のZERO to SUMMIT でも軽く100㎞を越える距離を走れる体力をお持ちで、フルマラソンも2時間40分の記録で走ることが出来るとのこと。

そんな高い身体能力にもかかわらず競技にベクトルを向けなかった。
トークショーの間中、身体についての口述がついになかった(!私には驚異でしたよ)、
心に素直に動くために高い身体能力を使ったのであって、二神さんにとって大切なことは『時間でも記録』でもなく、
『心』だったのだ。

自分だけが出来ること、に 恒に目を向けていた...その軸がぶれなかったから、若き日々に 向けた目標が挫折の連続でも、探し続けてこられたんだ。

それこそ『自由』だ。
他に惑わされず、つねに自分と向き合うその目線。

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じつは私も...と付けて書くと やらしくなってしまうのだが(苦笑)この秋から冬にかけて、身体のアクシデント(ぎっくり腰ですねww )やら 行きたい!と飛びつきかけた山行の難易度へのワクワクと同時に 行ける感じがしない 本能的な危惧感が錯綜した精神状態のなかで、
(ちょっと待て。頭を冷やそうよ)と、
他に目を向けるプチ旅を敢行したことなど、
少し ほんの少し山行に対するベクトルを 変えようと思っていた矢先だったのだ。

ああ、本当に参加して良かった!

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トークショーでの感動が消えないうちに
備忘録的に書いてみました。ので、脈略なくてすみません。