OMUSUBI に捧げるバラード
※お話の主役、OMUSUBI 全容です。こう見ると、そんな急斜面に見えないんだけど…
天候は下り坂の予報だったものの、朝はどんより、
昼から薄日、
無風で、
一日中 後立山連峰が眺められました。
今シーズン、八方尾根が 満を持して新コースを開設しました。それはオフピステ!
バックカントリースキーが普及し、
外国人観光客も増え、
非圧雪を求めるスキーヤーの存在を もはや無視することは出来なくなり、
かといって 八方尾根周辺の 急峻なゲレンデ場外は 危険性が高く、
スキー場としての苦肉の策だったのかと思いました。
大々的に宣伝していると、行ってみたくなるのが人の情(笑)
それで 他の用事をさておいて 出かけたわけです。
HP ではビックリマーク付きでお知らせしてあるのに、場所がわかりにくい...入り口探すのにしばらくかかりました。
※あれだ!...どこから行くの?
実は八方尾根、若いときからもっぱらリーゼンスラロームオンリーラブ。
この日、リーゼンは技術選前で、うんまい人がバンバンハイスピードで飛ばしており、
10時過ぎると修学旅行やら外国人やらのスキー教室で混雑気味。
※うさぎ平
私の時は、うさぎ平と黒菱といえばコブコブでしたけど(30年前ね)、練習用のコブだけ残して圧雪するようになったのね。
これならOK、ガンガンでしたわ~♪
今回OMUSUBIを探しながら、今まで踏み入れたことのない北尾根、咲花 方面も滑ったところ、良かったんですよ!
咲花の上級者コース、
かなりな角度だと思うのに圧雪車でならしてあり(ひっくり返らないのかな...)、
なおかつ人も居ない!
快適でありました~♪
ひとつ難を言えば、リフトが遅い 乗車時間が長いってところですね。リーゼン側よりクワッドの数が少ない気がする。
おっといけない!今日はOMUSUBI に来たんだから。
スキースタッフって尋ねたりできる暇そうな人って居ないんですよね(笑)
なんとか自力で入り口発見。
入ってすぐに事の深刻さに気づきました。。。
まずあまりに急で、全体像が把握できない💦
樹林帯でターンの場が限られる。。。💦
普通のゲレンデだとエッジを効かせたら止まるじゃないですか、エッジを立ててもグズグズと下がっていくという角度。
今までに経験ないかも、あの角度。💦
ということで谷に入ると、先陣をきったスキーヤーが既に考えたことのようで、いくつものシュプールが。
それと、今回他のコースもそうだったのですが、
世界に誇るパウダーが自慢の八方尾根だのに、
「ガーー」
「ジャーー」
すごい削れる音がするザラメのような雪質。
OMUSUBI も、パウダーなら まだましだったけど (ホントにぃ?)ジャリジャリのカチカチです。
私としては、『鹿島槍の悪夢』を思い出してしまうような固さ...(コブで暴走、自転車並みの勢いでダイブしたらアスファルトみたいにカチカチ。折れてないか確認に 帰りに丸福整骨院受診したという、あの...(^^;)
半分過ぎたところでもうお手上げ。
気持ちも萎え ターン可能なところまでも怖じけて出来なくなり 半泣きでなんとか抜け出ることだけを考えて降りてきました。
そんな必死な姿を一般のゲレンデから丸見えなんですのよ~(苦笑)
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OMUSUBI オープンを聞いて思い浮かべたのがディズニーランドです。
私が大学生の時にオープンしましてね、その頃は、(そんな作り物の山や川で遊んで どうなの?どうなのよ)と懐疑的に考えていました。
家庭を持って子どもを授かって、
生まれ故郷の自然で
火を焚いたり川で水遊びしたりもしましたけど、
母親一人では
イベント企画と
安全と
前準備と
後かたづけと...
とでは かなりな負担。
なんで私の場合は 実家に帰ったときに両親の手助けで成立していました。
たまにはディズニーの、安全担保で楽しめることもアリだな...と感じるようになりました。
先日のやーくんと、スイちゃんの散歩だって、一般の公園でも可能だったかもしれませんが、車や自転車の心配もなく歩けたアルプスあずみの公園。一般の公園だって 走っている人、キャッチボールしてる人、幼児etc.
広々していてすみ分け可能なように整備されているので、ゆったり樹林のなかや、常念岳の景色を楽しみながら歩けることができました。
専門家の判断で 雪崩の危険などは取り除かれた、、、
万一何かあってもパトロール隊の存在も近くにあり、、、
ただ、手つかずの大自然ではないかもしれないけれども 、、、命がけでなくても味わえる桁はずれの難易度です。
かわいい名前のえげつない奴。OMUSUBI 。
機会があったら是非!味わってみてください。