エガクのブログ

絵を描く事と、山に登る事と、作業所に通うハンディのある長男と、夫と、東京に居る二男と…

OMUSUBI に捧げるバラード

f:id:ridgeww:20190227224417j:plain
※お話の主役、OMUSUBI 全容です。こう見ると、そんな急斜面に見えないんだけど…


今日は 白馬村八方尾根スキー場へ行ってきました。

天候は下り坂の予報だったものの、朝はどんより、
f:id:ridgeww:20190227224243j:plain
昼から薄日、
f:id:ridgeww:20190227224339j:plain
無風で、
一日中 後立山連峰が眺められました。

今シーズン、八方尾根が 満を持して新コースを開設しました。それはオフピステ!


バックカントリースキーが普及し、
外国人観光客も増え、
非圧雪を求めるスキーヤーの存在を もはや無視することは出来なくなり、
かといって 八方尾根周辺の 急峻なゲレンデ場外は 危険性が高く、
スキー場としての苦肉の策だったのかと思いました。

大々的に宣伝していると、行ってみたくなるのが人の情(笑)
それで 他の用事をさておいて 出かけたわけです。

HP ではビックリマーク付きでお知らせしてあるのに、場所がわかりにくい...入り口探すのにしばらくかかりました。
f:id:ridgeww:20190227224640j:plain
※あれだ!...どこから行くの?


実は八方尾根、若いときからもっぱらリーゼンスラロームオンリーラブ。

この日、リーゼンは技術選前で、うんまい人がバンバンハイスピードで飛ばしており、
10時過ぎると修学旅行やら外国人やらのスキー教室で混雑気味。
f:id:ridgeww:20190227225229j:plain
※うさぎ平
私の時は、うさぎ平と黒菱といえばコブコブでしたけど(30年前ね)、練習用のコブだけ残して圧雪するようになったのね。
これならOK、ガンガンでしたわ~♪

今回OMUSUBIを探しながら、今まで踏み入れたことのない北尾根、咲花 方面も滑ったところ、良かったんですよ!

咲花の上級者コース、
かなりな角度だと思うのに圧雪車でならしてあり(ひっくり返らないのかな...)、
なおかつ人も居ない!

快適でありました~♪

ひとつ難を言えば、リフトが遅い 乗車時間が長いってところですね。リーゼン側よりクワッドの数が少ない気がする。

おっといけない!今日はOMUSUBI に来たんだから。

スキースタッフって尋ねたりできる暇そうな人って居ないんですよね(笑)

なんとか自力で入り口発見。
f:id:ridgeww:20190227223639j:plain
入ってすぐに事の深刻さに気づきました。。。

まずあまりに急で、全体像が把握できない💦
樹林帯でターンの場が限られる。。。💦

普通のゲレンデだとエッジを効かせたら止まるじゃないですか、エッジを立ててもグズグズと下がっていくという角度。
今までに経験ないかも、あの角度。💦
ということで谷に入ると、先陣をきったスキーヤーが既に考えたことのようで、いくつものシュプールが。

それと、今回他のコースもそうだったのですが、
世界に誇るパウダーが自慢の八方尾根だのに、
「ガーー」
「ジャーー」
すごい削れる音がするザラメのような雪質。

OMUSUBI も、パウダーなら まだましだったけど (ホントにぃ?)ジャリジャリのカチカチです。
私としては、『鹿島槍の悪夢』を思い出してしまうような固さ...(コブで暴走、自転車並みの勢いでダイブしたらアスファルトみたいにカチカチ。折れてないか確認に 帰りに丸福整骨院受診したという、あの...(^^;)

半分過ぎたところでもうお手上げ。
気持ちも萎え ターン可能なところまでも怖じけて出来なくなり 半泣きでなんとか抜け出ることだけを考えて降りてきました。

そんな必死な姿を一般のゲレンデから丸見えなんですのよ~(苦笑)

ーーーーーーーーーーーーーー

OMUSUBI オープンを聞いて思い浮かべたのがディズニーランドです。

私が大学生の時にオープンしましてね、その頃は、(そんな作り物の山や川で遊んで どうなの?どうなのよ)と懐疑的に考えていました。

家庭を持って子どもを授かって、
生まれ故郷の自然で
火を焚いたり川で水遊びしたりもしましたけど、
母親一人では
イベント企画と
安全と
前準備と
後かたづけと...
とでは かなりな負担。
なんで私の場合は 実家に帰ったときに両親の手助けで成立していました。

たまにはディズニーの、安全担保で楽しめることもアリだな...と感じるようになりました。

先日のやーくんと、スイちゃんの散歩だって、一般の公園でも可能だったかもしれませんが、車や自転車の心配もなく歩けたアルプスあずみの公園。一般の公園だって 走っている人、キャッチボールしてる人、幼児etc.

広々していてすみ分け可能なように整備されているので、ゆったり樹林のなかや、常念岳の景色を楽しみながら歩けることができました。

専門家の判断で 雪崩の危険などは取り除かれた、、、
万一何かあってもパトロール隊の存在も近くにあり、、、
ただ、手つかずの大自然ではないかもしれないけれども 、、、命がけでなくても味わえる桁はずれの難易度です。

かわいい名前のえげつない奴。OMUSUBI 。
機会があったら是非!味わってみてください。