エガクのブログ

絵を描く事と、山に登る事と、作業所に通うハンディのある長男と、夫と、東京に居る二男と…

単焦点レンズとズームレンズは、トレランシューズと登山靴だった。

数年前になるが、義理の兄が一眼レフカメラをくれた。

 

こんな写真が撮りたい。。と言っていると、じゃあこのレンズだ

あんな写真が撮りたい。。と言うと、それはこのレンズだ、と

種類の違うレンズもくれた。

 

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だが使いこなせずこんにちまで、、💧

『マンガで解説一眼レフ』 といった本も買ってみたものの、

表記が自分のカメラと違うとそこで止まり、結局のところ一本のズームレンズだけで庭の花を撮り、登山に持っていって山や高山植物を撮っていた。

 

先日『ママさんのためのカメラ講座』を受講、その回は 一眼レフを持ってきていた人が複数人おり

講師とその人たちの雑談の中に発見がいっぱいあった。

その時『単焦点レンズ』と言う聴き慣れない単語が。

もらったレンズを並べてみると、その中に単焦点レンズがあると講師に教えられ、ちょっとびっくり。

「上達してくるとズームレンズより単焦点レンズが欲しくなる…」

という言葉にも引っかかり

帰宅してからパソコンで『単焦点レンズ』を検索してみた。

 

いろいろ書いてあったが

 

『初心者が陥りがちなのが、ズームレンズで上手くなった気分になるという状態、

初心者こそ単焦点レンズで腕を磨いて欲しい』

という記事が頭に残った。

 

そこのところにピターっときたのが昨シーズンの、登山靴に頼りっぱなしで登っていたことの気づきだった。

 

登山靴はソールが硬い。その特徴ゆえ足裏感覚が伝わらないので 運転出来ない。

そのことが 逆に長距離という体力面

不整地オフロードという状況でのバランス取り

足裏と足首を連動

という部分をカバーしてくれる。

 

また、そこに気づいたきっかけは、八方尾根で受講したスキー教室のインストラクターが私に言った

「足首がぐらぐらですよ」

「お腹がユルユルで、支えてないですよ」

であった。

 

雪面の状態を 身体に伝える途中の通信が途絶えている とでも表現したらいいのか わからないが

要はブーツの硬さにぶら下がり(じゃないな💦)

ブーツの硬さに寄っかかってしまってて、自分の足や体幹でバランスを取ってなかったということだ。

そういやこれだけ体を動かしているはずなのにお腹ぽっこりの加速も止まらない。(加齢もあるけどそれを差し引いても。。)体幹を使えてない証拠だ。

 

登山の時にも、歩き方が変だよと言われたことがあった。

それも靴の硬さに頼ってしまってたんだ。

 

今シーズン最初の高山 常念岳に、実はトレランシューズで登ってみた。

 

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そしたところ『着地の瞬間に芯を取る』トレーニングジム ゼロで口すっぱく言われたこと。

アスファルト里山で なら出来ることの 

なんと難しかったこと! 

靴と足の連動が上手くいかず、靴の中で足が泳ぐ。

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これこれ、これが登山靴にカバーされてた状態だったのだ。

登山靴を履いていてなおかつ着地の場所の見極め。それが出来てこその登山技術。

着地の瞬間に、体を貫くバランスが取れていること。

そして靴にカバーされずとも、長距離を行けるだけの体力を身につけた上での登山靴でなければいけない。

 

上級者は 

足裏感覚、

足を置く位置の 瞬時の判断、

足裏から体幹を貫く体のバランスなどあるからこそ、 ギョサンでも登れる。上記の能力が会得できてないのに カッコだけギョサンで登ったら えらい目にあうよ。

 

そゆことだ。

 

単焦点レンズでは、構図の取り方を身につけなくてはいけない。

ズームだといらないモチーフをズームで避けることができてしまう。

 

そゆこと?

 

ひとり勝手にパズルがピターっと合って、感動していた午後だった。

 

せっかくなので、単焦点レンズで撮った写真をばご披露

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構図まで考えてシャッターを押してるわけですね。これは日の丸構図

 

 

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逆光の柔らかい生活感(笑)