皇室行事と登山準備
皇室行事って、概して短時間だ。
黒田清子さんの結婚式も軽食程度のものだったから一般の披露宴みたいに何時間もしなかったはずです。
今日の 即位礼正殿の儀も正味30分ほどで、
そのために前年 京都からトラック数台に分けて高御座を運んできたり、
天皇皇后両陛下の御召し物だけでも製作、収納大変そうなのに、皇族方も十二単衣。それだけでなく侍従、女官まで!
これ、前のを使い回してるのだろうか。
そのたびに新調?!
どこに保管してるんだろう?
誰がたたんでしまうんだろう?
それだけじゃない。
衣類だけでみたって午前の真っ白な衣装、
移動時のスーツ、
饗宴の儀のドレス、
男子だって勲章やらの装飾品、
たしか冠の紐って結んで切るので、一回限りであり 使いまわさないってきいたことがあった。
「紐どこ〜?紐がない!」…なんて、
部品どれひとつだって欠けるのは許されないわけで、
タイムラインごとの緻密な計画を立てた人がいるんだろうな…と、
思いを馳せるわけですよ。
中庭の旗の『万歳』は、安倍総理が書いた字を刺繍したものだそうで、それだって忙しい安倍さんに練習してもらって清書してもらって…って思ったら、今日明日では出来ないわね。。
けれど、登山の準備にも似ているようにも感じたんですよね。
行先の山の特徴、
高度差があるのか、
長距離なのか、
岩稜帯なのか。
行く時期によって
暑いケースなら水を多めにとか着替えとか、
寒いケースなら保温性のある衣類を持つとか、
雨が確実なら着替えとか、
あらゆるケースを想定してなおかつ出来うる限りの軽量化もはかりたいわけで、なんでもかんでも突っ込んだら良いわけでもない。けど、あれがない!これがない!も許されない。
山行当日だけが本番じゃない。当日のシミュレーションして何が起こるか起きそうか想定して、身体をそこに合わせて仕上げていってって、行くことが決まってもう始まっているのです。夫にどう伝えるかとかまで(笑)
饗宴の儀の料理も、400人分ほぼ同じ形の物を揃えたとか。味も何度も試食検討したとか。
自然物(魚とか)同じ物って大変でしょうに。
こんな私でも 飾り切りしたことあります。
そすると廃棄率高くなるんですよね。それ全部集めて賄いに使ったりするのかな〜なんてことも想像したり。
お疲れ様でございました。