エガクのブログ

絵を描く事と、山に登る事と、作業所に通うハンディのある長男と、夫と、東京に居る二男と…

レシピの実践〜ラタトイユ

『ママさんシェフの料理教室』の、次の夕食にさっそくラタトイユを作ります。

それとビビビッと浮かんだ大根餃子!

完成はコチラ👇

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ちなみに白米は、ヤエガシさんの

ササニシキ農家 Akira's rice』

〜『はざかけ』天日乾燥 農薬 化肥 堆肥不使用〜信州三水産

でございます。

 

 

今回のラタトイユの材料は

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ズッキーニ

タマネギ

トマト……さとちゃん農園でいただいたトマトをさっそく使わせてもらいました。

ピーマン…さとちゃん農園

ナス…さとちゃん農園

パプリカ赤、黄

味つけはシンプルにオリーブ油、塩、胡椒。

コツは、

とにかく切って

三十分炒める!

 

前日味わった野菜の美味しさをより際立たせようかと思いまして、

今回、野菜をゴロゴロっと大きめにしました。

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今回は、とにかく花谷シェフ伝授のコツを忠実に作るために、

トマトの皮は湯むきして、

タネも取ります。溢れた果汁は、お鍋に加えます。

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今回のさとちゃんトマトだけでは足りなさそうだったので、買って冷蔵庫にあったトマトも使いました。

トンッと切った時、香り立つトマトの香り!

買ったものは全くにおいませんでした。

うわーこんなに違う!

もう感動です。

そのままむしゃぶりついて食べたい衝動をガマン(笑)

 

切って切って

 

タマネギから炒め始めます。

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焦げないように火加減を気にしながら…

大きめのフライパンから溢れそうだったので、いったんお皿に取り出しを繰り返し…

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シンプルな分、ローリエが良い仕事してました。

 

 

あ、大根餃子でフライパンを使うんだわ。。と、ル・クルーゼのホーロー鍋に移し替え

コトコトコト。。

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やーくんも、お鍋加減をのぞき込み。。

 

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大根餃子は、熟年家族ということで、『大豆のお肉』と『とうふ』を使ってみました!

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さて、どうなるかな?

 

熱凝固がユルい印象でした。

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味は動物性タンパク質と、遜色ありませんでしたよ!

 

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やーくんの食いっぷりが!

 

ちなみに、翌朝の朝ごはんに

丸ズッキーニを縁にした目玉焼きを出したところ、

夫に大好評でした!

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わーいわーい(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎

 

下に敷いたハムの塩けと

加熱されたズッキーニのフルーティな甘み、

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そこにちょこっと垂らした醤油が脇役の 良い仕事してる!

枠によって立体的になるからか、卵が固くならず、タンパク質の臭みも出ず絶妙。

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今までの目玉焼きを作るときの、

火加減、 取り出すタイミング、

あの苦労は徒労だったのだ…と実感。

 

あまりの料理の変容に、夫感心しきり。

 

 

当日「料理教室に行ってきたんだよ」と言ったときには、(ケッ)て顔をしていましたけど(笑)

 

また行かせてもらいますわ、オホホ (*☻-☻*)

 

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速報! 畑の大根葉がフリカケになるまで

やーくんを送った足で、

さとちゃん農園へGO!

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お大根も育てているとのことだったので、

やーくんが食べられる数少ない青い料理、

大根葉のフリカケを作るべく

いただいてきました。

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時期的には葉を食すにはこわい(硬い)印象でしたので、

茎の外側の太くなったのは入れず

また、三本分の葉があるので虫喰いもバッサバッサと外し、

刻む刻む!

ボウル一杯分出来ました。

 

また、いつも合わせているチリメンが少なめだったもので、

冷蔵庫にあったちくわとじゃこ天も刻む刻む。

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じゃこ天は味は美味しいものの、

混ぜ込んでいる小骨の食感がイマイチに感じていたので、

このようなみじん切りは正解だったかも♡

 

まず葉の水分をとばします。

火をつける前のフライパンに入れ、上からオリーブ油をまわしかけ点火!

混ぜながら 油となじませながらジュージュー音がするのを待ちます。

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ふと浮かびました。。

時期がずれてる分、自然栽培な分、

アクを取った方が良かったかも。。

 

刻んだ後に塩振って、水を絞れば良かったかも。。

もう熱を持っているので握って絞るのヤダな。。

 

そこで、再びザルにあげて、

上からポテトマッシャーでギューギュー押してみました。

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するとアク汁がかなりな量出ました💦

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その後は 湯気と共にあがる匂いも

青臭さがなくなって、いい感じです。

 

そこに じゃこ天andちくわみじん切り

チリメン投入

ボウボウと湯気が上がります。

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味つけは 砂糖1.5 対 塩1ってところです、ザックリと。

あまりがっしり味付けしなくても、素材の味で食べられるように心がけています。

初期の頃は醤油で塩味をつけていたものの、水分が戻るとエグミも戻る印象だったので、今は塩にしています。

焦げる匂いの一歩手前で出来上がりです!

 

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うん!アク抜きが良かった。

そのままでもいけます。

 

食べる時に、のりを揉み込むと 味わいに奥深さが出て好きです。 

 

さとちゃんありがとう〜

いただきます♡

 

味も 人も 山も 景色も 絵も

今日は、山梨に行く用事がありました。

武川にある『ビストロ トマテ』での【ママさんシェフの料理教室】に参加してきました。

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このレストランは、いま注目の登山家花谷泰広さんのご家族で経営されています。

でも、

初めこそ泰広さんがらみで行ったのですが、

神戸ご出身ということもあるのか 徳島生まれの私には、恵津子さん(お母さま)のかもし出す西のテンポが心地よく、

そのお人柄に惚れてしまい、

勝巳さん(お父さま)のダンディで紳士な優しさにイチコロで、

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泰輝さん(弟さん)はあまり表に出ていらっしゃらないけど、

目があうとニコッと かわしてくれる笑顔に

これまたイチコロ(笑)

 

何よりレストランの空気感が良いのです!

それは三人のお人柄だと思いますが、

穏やかで安心できる、

また来て包まれたい と思えるものなのです。

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今年前半は新型コロナ禍で長期休業されていて、

県をまたいだ移動も自粛で(どうされているのかな。。)と気がかりでしたが、

会ってみると

全然変わらない雰囲気、マシンガントークで安心しました。

 

武川自体が

幹線から一本入った場所で、甲斐駒ヶ岳に抱かれた 本当に良いところです。

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道もいいのでドライブも快適です。

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久しぶりの料理教室。

コロナ対策で、参加者は椅子に座っての受講でした。

お話の中に恵津子さんの料理のコツが満載です。

ラタトイユは切って 炒めること三十分!味つけは塩胡椒とオリーブ油。

そのシンプルさで野菜の味が引き出されてくるのだと。

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また、幼い頃の泰広さんのエピソードも満載!(笑)

まさしく家族でしか知り得ない出来事を お二人で楽しそうに話してくださいます。

 

 

座っていただけなのに、出来上がる頃にはお腹がすいてきました(笑)

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メニューは、

ラタトイユと、

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プロヴァンス風野菜のグラタン、

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ズッキーニの目玉焼きです。

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ヘルシー!

材料は同じなのに、ひとつは合わせた全ての野菜の味わい、ひとつはバジル、ひとつはチーズと、みんな違って飽きのこない美味しさを味わいました。

 

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あ〜美味しかった♡

 

帰り、尾白から 厚い雲に隠れた甲斐駒ヶ岳を眺めました。

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『またこいよ』

カイコマさんの そんなお誘いが聞こえた気がしました。

 

道の駅にはスタンプが備えてあります。

田淵行男記念館で買った山の手帳に押しています。

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今回は白州ゲット、小渕沢ゲット、諏訪湖SA も。

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日付けも入れておくと、(これは〇〇で行った時だ)と、思い出すものですね。

 

帰りの国道で、前から気になっていた『藪内正幸美術館』、今日はまだ早い時間でもありやーくんの支援も入っているし、行ってみることにしました。

 

道の駅で見つけた展示のDMでは、2日前に会期が終了しているのです。

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常設展示でも見られれば良いか。。

 

駐車場でもしばらく迷っていました(とかく初めてのところは慎重なのです💧)

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森深くに佇んでいます。

野鳥の声が響きます。

 

 

行くと、こちらもコロナ禍で、会期が一年延長されたのだと説明を受け、ラッキーでしたね!

 

いやあー行ってよかったです!

保育園の定期配本の動物の絵は ほとんど藪内正幸さんの絵ですから、見覚えがあると思いますよ。

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サントリー蒸溜所や

シャトレーゼのアイス工場のすぐ近くですから

お近くの時には是非行ってください。

 

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メルシャンワインにも寄って、帰路につきました。

庭木の手入れは人生の縮図

やらないっていったら なかなかやらないのに、

やりだしたら やり過ぎるほどやってしまう。

審査員などの公平性を求められるものには向いてない性分。

 

 

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庭木の剪定をしていると、つくづくそれを思いながら切っています。

さっきは残した枝なのに、 他の枝を切っているうちにその枝も切るという。

だんだん評価が厳密になってしまうってやつです。

 

記事にするつもりがなかったので、ビフォーがないのですが。。(笑)

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地面まで広がっていた葉っぱと枝を、

下はスッキリ(アフター)

 

虫や病気に対して薬を撒く前に、

『人の目』が、

一番の病害虫にとっての敵だと

ナカツタヤ ガーデニング講座で学びました。

 

 

 

我が家は建て売りで、

『緑豊かな…』みたいながニュータウンのコンセプトだったようで、

植栽も既に植わっていました。

 

加えての

うちは第二期のエリアで、メインツリーも2種あり その他やたらに植えてあります。

庭木屋さんが在庫でダブってたグラウンドカバーを植えたのではないか…というくらい、

這性の樹木をビッシリ!

 

お宅によっては 全て抜いて処分したのち

好みの木を植え替えていましたが、、、

 

フォーシーズンズを共に暮らしてみると、

ぞんざいな扱いや 気まぐれな水やりでも、

冬の雪捨て場にされても、

春になると新芽を吹き

条件が合ってくると花を咲かせる、

そのけな気さに

どうしても、

どーしても、

『処分』の手を下せないのです。。

 

なので存命させたまま

狭いじか植えで押し合いへし合いで構成しています。

そのかわり切るとなったら思いっきり(笑)

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(アフターですが。。)

 

 

 

今年は雨が多く、うどんこ病蔓延

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犬の散歩で他のお宅を眺めると(うちだけじゃないわ)

 

薔薇のグラウンドカバーに買った植物の

こぼれ種で地道に根を伸ばし茎を伸ばし、

10年近くかかって今年、

初めて咲きました。

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(それも人間の通り道(泣)どうしても踏んでしまう。。)

 

コロナ自粛の延長のような私の

日々の暮らしですが、一人じゃない感覚です。

嫁いできての数年は辛かった〜

若かったのもあったかな〜

対話できる対象が増えたからでしょうね。

そう思うと、

歳を重ねるって嫌なことだけじゃなかったです。

 

犬のスイもいるし

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(寝ごと言ってます(笑))

 

今年のツツジ、綺麗に咲きました。

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それも処分しないで隅っこに植え替えた株(泣)

 

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こっちの株は、今年新枝が伸びてる!

 

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こういうのを残しはじめるとキリがないんですけどね💦

イチゴとセダム

実生で生長した株はたくましいです。

 

 

 

 

『黒部の太陽』読了記

わたしが幼稚園児の頃、

富山へ家族旅行に出かけたことがあります。

 

四国徳島で生まれ育っていたわたしは、夏になお残っているという雪がとても楽しみでした。

 

立山黒部アルペンルート

 

雪の塊に乗って登ったりいろいろしたところ、

夏の服装では冷たくなり、真っ暗なトンネルを走るバスの中で、母に足を温めてもらっている記憶がやけに残っています。

5歳ほどでしたから、黒四ダムが完成して数年の、ピカピカの時だったと思います。

 

父は石原裕次郎が好きなので、もしかしたら映画『黒部の太陽』を観たのかもしれません。

長野県民になっても行く機会がなく、わたしが2016年に登山を始めてから、改めてアルペンルートを通ったときは、

記憶と、幼い日の郷愁とで複雑な想いでした。

 

 

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木本正次著『黒部の太陽』は、

昭和39年に書かれていてそれも登場人物が実名という、読み手には容赦ない展開で、

途中で覚えきれなくなってきて登場人物名を片っ端から書いていきました。

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(途中から、地名やら工法やら歴史的事項やら、

片っ端から書いて 落とし込んでいきました(笑))

 

 

戦後間も無くの、

右肩上がりの、

困難続きの

未知の境地へ挑むワクワク感。

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(頭の中『地上の星』が、エンドレスで流れていました(笑))

プロジェクトXの第一回が黒部ダムだったとか。見そびれた〜 痛恨。。💧

 

 

掘削が中断してしまっている難所の破砕帯が この先どれくらいあるのか、、

この停滞を打破する唯一の方法と 導き出したシールド工法。冬が来る前の2ヶ月でシールドを作れと。

本来 半年や年単位にかかっても普通な、強靭で特殊なシールド。

言った方も

言われた業者も

無理難題は百も承知。

ワラワラしているところに怒号で一喝

。。。

なんて、今なら問題視されること💧

 

それもなんと2ヶ月で作りあげた!

出来上がったその頃、

ちょうど現場では水量が減りはじめ 破砕帯突破!

完成したシールドは風雨に放置。。

 

 

困難な状況と、トンネル開通前の 秘境の奥地の仙人谷。

わたしは 行ったからわかります。

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(水平歩道 まさしく『黒部に怪我なし』でした)

 

 

宇奈月温泉からトロッコ列車欅平、そこから徒歩なら水平歩道を1日がかりの阿曽原温泉(この部分も業務用の乗り物が当時もあったそう)から、さらに行ったところが黒四発電所の仙人谷です。場所はそこ。休みだからと簡単には下界に帰れません。

次々起こる問題にどの社員もつきっきり

 

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そんな中に 

新婚で奥さんが身重の若手が居て、

ようよう取れた正月休みに、

里帰り出産した奥さんの実家に行ったところ

義母が玄関に仁王立ちで 家に上げてももらえず、

産まれた子どもにも奥さんにも会わせてもらえないまま

また現場に戻り、

会社を辞めると言い出した。

上司は事情を知って、山を降りた内勤に替えてやると提案したが本人固辞。

「みんな大変な思いをして現場にいるのに、自分だけ楽できない、辞めさせてくれ」と男泣き。

それも、

なかなか帰ってこないのは、宇奈月温泉で良い思いしてるからじゃないの?と、責められた。。なんてくだりは、

男でない私でも、(分かってやれよぉ)と、

不憫に感じたです。

 

そういや我が夫も、子育ての肝心な時には不在だった記憶ばかり。

初めての養護学校の文化祭にはアメリカに長期出張。ジョンくんおんぶして、多動で訳わからんやーくん連れて(文化祭中は、担任は見てくれないので)ワラワラしてました。

阪神大震災は、その朝から出張行ってたし、

東日本大震災もタイだかで居なかった。

あ!で、なかなか帰国出来なかったんです。

マイホームに引っ越して二番目に入居したから次の年には組長で 知り合いもなく、その年も海外長期出張で居なかった。高校生のジョンくん頼みでなんとかあたまかず揃えて、どっちかが出る時はどっちかがやーくんと居て…と切り抜けた。(もう少し打ち明けると、やーくん行動障害で目が離せなかった頃 連れ出せも出来ず一人にも出来ず)

その間夫が仕事で力を発揮できるようにと考えていたし、

私 古風なところもあるんです(あったんです💦)今もあるさ!💦💦

 

 

 

ま、我らそんな最後の世代なのかもしれませんね。

 

あれ?読書感想が こんな話になってしまいました(笑)

とにかく立山黒部の三部作とくくっても良いでしょう、

『高熱隧道』

『劒岳 点の記』

黒部の太陽

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機会があれば是非!

必要に駆られるまで待ってね〜ブッシュクラフト的お泊まりにて〜

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この梅雨時期に、

野外泊企画にのるのも イベントプラス

『一か八か』のワクワク感もありますね。(笑)

 

なにに申し込んだかと言いますと、

それは

長野県は松本を拠点にブッシュクラフトスクールを展開している末次さん(以下すえっち)の

『はじめてのブッシュクラフト的 森の一泊をみんなで』

です。

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(すえっちこと末次克洋さん)

 

 

全4回のブッシュクラフト講座受講終了者に向けた、初のお泊まりイベントです!

なんだか SNS等での 主催のすえっちの力の入れようが伝わってきて、こんなはしゃいだ気持ちで参加していいのやら…💦とも思ってしまいましたがね(笑)

 

ただ、

わたしも

身内に闘病の予感があったりなど 思うところがあり、

今回は受講内容(テクニック)復習と言うよりも、

わたしにとって4回の受講で知った新鮮な驚きは、

森とのつきあい方。

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森を構成する

空気や

生き物、

もっと大きな存在(母なる秩序=神⁈)と、

普段は結界で区切られ居続けることが出来ない場所・時間に身をおきたい。

そうして これから来るであろう心の嵐に備えて

気持ちを整えたい。

そんな気持ちで申し込んだのでした。

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要は何にもしないでぼーっと過ごしたかったのです。なので今回、わたしにとって最重要アイテムは椅子! 

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それとコーヒーをドリップから淹れたいと、ひとセット。

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何にもしないで場所・時間を味わうには準備八割!バタバタした日常のうちに 食べる物の用意を完了してしまおうとリストアップし、かなり綿密に準備しました。

食以外はもう手持ちの時短アイテムを駆使。

シェルターも購入して持参はしましたが、

寝るのは1人用テントです。

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車で横付け出来るので、車内いっぱいの荷物になりました。

このことが後ほど議論の渦を巻き起こしたのですが(笑)それは後述することにします。

楽しく読んでください(笑)

 

メンバーがシェルターを建てているそばで

コーヒー淹れて椅子に座って、見上げたりウロウロ散策したり。

本音は そんな時間がもっと欲しかった!

あっという間に夕飯準備の時間です。

 

火すら起こさずすえっちのメインストーブの火力を借りて料理。

シーフードは殻もむき一口大に切り、保冷剤に挟んで持参。

火の中のホイルも お肉→ホイル→濡れた新聞紙→ホイル 

サツマイモ→濡れた新聞紙→ホイル と

あらかじめ自宅で作ってきた物を投入。

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サラダはブロッコリースプラウトと家で洗ってきたプチトマト

 

そして夕食

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他の人の夕食は、

飯盒でリゾットを炊いたり、

設営してから下のスーパーに食材を買いに行ったりしていました。思い思いの食事ですね。

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すえっちはとうもろこし?わたしもいただきました。

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それぞれ夕食を済ませてメインストーブに集まってきて、火にあたりながらいろいろお話しして過ごしました。

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良い時間でした。

 

 

そこでふと『キャンプめし』と『ブッシュクラフトめし』の違いについて、話が盛り上がりました。

 

ミニレクチャー以外は自由とのことだったので下ごしらえを主に来たわけです。(食についても何かお題が出てたらそうしてましたよ)

 

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(夕食 こんな特別な場にはアルコールもマストアイテム 本当はビールを検討したのだけど美味しく飲めそうになかったので梅酒)

 

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(朝食)

 

 

で、わたしのは『キャンプめし』だと。

対して

自然物を利用して食すのが『ブッシュクラフトめし』。

とうもろこしは皮ごと焼くとか?

ベーコンをナイフで削った枝に串刺しして炙るとか?

着いてから最低限の材を買ってきて食べる方が?

 

ガチ登山の行動食もそうですが、家を出ると、なんだか食にかける手間、時間を省こうとする傾向を感じます。そういえば、ブッシュクラフト講座でも、食の優先順位は低かったわ。。

一週間くらいは食べなくても生存可能と学びました。

生存の為必要な『食』と同時進行になるとは思うけど、

外で食べるときにも『食べる楽しみ』を味わいたいわぁどうしても。それはわたしの勝手なこだわりなのか。。食いしん坊だからなぁ。

一石を投じてみたいという天邪鬼心が沸々と湧いております。

 

考えてみたら、いかに道具を減らして現地調達するか?が ブッシュクラフトスピリットだもんね。ランチョンマットを敷くなんてアンチブッシュクラフトか。器にこだわるのもアンチブッシュクラフトだったか。。思い返せば省けるところもあったなぁ とも思うようにもなっています。。

 

わかりました。次回参加の折にはその辺融合を試行してみたいと思います。

 

食も現地で?

どこからがブッシュクラフト的食の、出発点→パーマカルチャー?

ニワトリを連れてきて卵を産ませて目玉焼きとかの提案も(笑)

今回参加の山菜ハンターのズッキーが、今回の会場の森にも食材をたくさん発見してくれました。

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(ズッキーゲットの山盛りキイチゴ

 

 

かく言うわたしが駐車した場所は、三つ葉の群生地の真上!

洗浄で水を大量に使う必要もあり現地では食べませんでしたが三つ葉、フキ、実山椒を収穫して帰りました。

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キイチゴはほとんど食べたあと。。)

 

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さて夜は更け、各々就寝しました。

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午前1時から、ポツリポツリとテントの布に当たる雨音がしてきました。

深夜が盛りに、相当量の降水でした。

フライをかけてあるしと安心していたものの見ると、テントの下半分にはフライがへばりついて濡れています。

 

昨日のミニレクチャーは、『雨の日の火起こしテクニック』

なんとタイムリーだったのでしょう!

ポイントは一生懸命ききましたが、いかんせん(そうかそうか)のレベル。

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(受講中の、スマホのメモ)

 

翌朝、ミニ講座で聴いたポイントはまだ頭の中にあったので、早速実践です。

 

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それが全く燃え上がらないのです!

いや、火自体はつくのですが、熱は放散してしまい木の湿り気が乾くところまでの熱量にならないので広がっていかない。で、カンバの皮やファットウッドが燃え尽きると消えてしまう。

わたしは持参した、くっついたマッチを全部使い果たしても出来ませんでした。

熱をこもらせる、

薪を立てる、

その必要性。

 

そういう状態になってすえっちも、

それぞれの段階の薪を雨の日には1.5倍必要だとの追加のアドバイス

それをこのタイミングで聞くことで「ああ、そうか、そうだね〜」実感!(笑)

 

わたし脱落、すえっちに交代、初めから組み上げ直して見事着火!拍手喝采でした。

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思えばテント設営もそうです。

手順としては教えられて「そうかそうか、なるほど。はい、わかりました」で 建てられるようにはなります。

だけどこうやって雨が降ることで、ピンと張る必要性を実感するわけです。

 

数年前、熟達者がSNS上で、未熟者のテントをけちょんけちょんにけなしているコメントを見たことがありました。本人に直接言えないからSNSで吐いていたのかもしれません。ただ、逆に見苦しさを感じたのは、人の成長ってこういったプロセスなしにエキスパートにはなり得ない、貴方もそんなプロセスを経たんでしょう?との許容量の狭さでした。

 

その点すえっちは人徳のある主宰者で、的はずれな言葉や行動に(ん?)と 表情には出ますが(笑)、

気づきを待ちガマン強く意識の成長を待ってからの、蜂のひと刺しのアドバイスと、デモンストレーション!!

そしてそれ相応の知識があり、知識を貯めただけの経験も持っていると。

素晴らしい!

どこまでもついて行きましょう(笑)

 

先に散々自論を展開しましたけど、ブッシュクラフト的食も改めて考えていこうと思います。

 

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帰る頃にはまだ日差しが出てきて、

学びいっぱい 

足には虫刺されいっぱい(笑)いまだに痒い💦

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貴重なひと時を過ごし それぞれ解散していきました。

 

 

 

目的はないけど、やりたい手段がある

Facebook友だちの投稿で、激しく同意する事がありました。

 

『目的があって そこに向かって行動していると思いがちだが、行動そのものをしたい時がある』って。

 

木曜日やーくんはショートステイで不在、夫が勤めに出た後、一日家に居るよりもとにかく出かけよう、と出発。その時にはまだ『野麦街道岐阜側の 駐車場やら林道やらの下見』という目的がありました。

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野麦街道は今は林道で、生活道路として使っている人は少数なのではないかと思うほどの、

特に岐阜側はうねうねです。それでも草刈り作業の真っ最中だったので、行楽シーズンには賑わうのかもしれません。

 

相当下ったところに旧野麦街道入口を見つけました。

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歩く用意もしてきたし、

天気も予報は はずれて雨雲はかかってなかったけれども、

今日は歩くことに気持ちが向かず、貴重な自由時間でしたがやめました。

 

かわりに道を辿るドライブすることにしました。

でも野麦峠の林道の、ヘアピンカーブの連続に辟易としていたので そのまま下ってみました。

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野麦集落の旧校舎のようです。

 

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(特徴的な平たい ほぼ木材で建築されている民家)

 

どんどん下るとT字路になっていて、左折が木曽、右折が高山となっており、左には青いトラス橋がダム湖の上にかかっています。

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それにしても他に車も通ってないし、民家の気配もなく。。

地図を見てみると左折の木曽は、御嶽山方向で開田高原経由の木曽方面みたいです。

野麦峠以外の、信州と岐阜をつなぐ道だと地図上で見ていたので、これは行かねば!

 

それが、わたしの

『目的地はなくて、地図だけで知っていた道を実際に辿りたい』旅の始まりです。

 

そこから先は、新しい道のようで集落を通るでもなく、樹林帯をスパっと切り開いた道のようです。

 

前方に見たことのない形の御嶽山が、樹林の間から垣間見えます。

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一度分岐があり、

木曽でない方を進んでいると、御嶽山が左手になり、

地図で確認したところ御嶽山の西側の裾野を回ってそのまま下呂まで行ってしまうようなので、

Uターンして木曽方面へ行きました。

 

 

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Uターンした陸上競技のトレーニングトラックの向こう側に、乗鞍岳が見えました。

 

県境は開田高原の始まりです。

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開田高原は、広々とした大地に大きめの凝った家が点在しており、ドライブ先としては大好きな場所です。

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なんだかお腹は空いてきたけど、どうしようかな〜と走っていても、

土日のみ営業店舗が多かったようです。

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御嶽山の懐に抱かれて暮らす集落 厳しいとは思うけど同時に羨ましいとも感じる私)

 

 

気持ちの良いドライブで開田高原

新地蔵トンネル、

スキー場を過ぎて

いつもチェックしている

木造校舎が、公共のふれあい館のようになっていて、

『営業中』の看板に吸い寄せられて停まりました。

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お蕎麦をいただきました。

 

 

お店のお兄さんの対応も爽やかで、寄ってよかったです。

地場産品や、バザーのような不用品?やたら安い値札の漆製品(じゃないのかも💦)も あります。

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掘り出し物を探すのが大好き💕な性分で、

漆塗り?なのかテカテカのしゃもじや

色合いが珍しい手拭いなどを買いました。f:id:ridgeww:20200628145622j:image

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この時期木曽といえば、ほお葉餅。

国道19号に出て道の駅をはしごして買いました。

 

一日で乗鞍岳御嶽山木曽駒ヶ岳と三座も拝めた贅沢なドライブになりました。

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乗鞍岳

 

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御嶽山

 

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木曽駒ヶ岳

 

 

良いお天気で、快適なドライブさせてもらって、

それが何か目的があったわけでもなく(笑)

それでも土産話を家族が聞いてくれて

朴葉餅を美味しいと食べてくれ、

良いリフレッシュになりました。

 

 

そうそう、表題の投稿を見た時、

数年前に描いた 自分の絵を思い出したからでした。

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久しぶりにひっぱり出してきて見ました。

思い出させてくれて、感謝です。