話して出す そして乗り越える
今、第二コムハウスに来ている実習生に、やーくんの生育歴や支えるお母さんの思いなどをお話ししてほしいとの依頼を受けました。
時間も限られているようなので 前夜に紙にまとめたりしていたら、いろいろ思い出して苦しくなってしまった。。。
そして当日。
いつもの独り言でなく 実習生の反応があったりしたからか、
それとも話す手順など考えて頭の中で整理できたのか、、
終わって建物を出たとき 心が軽くなっている気がしたんです。
帰宅後、
やーくんを載せているノアの、
運転席と後部座席を隔てている手作りのガードを
少しずつ外していこう という気持ちになっていました。
これをつけたのは2013年。
他害がひどくなって一度パニックを起こすと傍にいるのさえ危ないという状態で、私も手甲などは爪立てで傷だらけ、作業所でも職員に向かって行ったり 攻撃が届かないとなると自傷で血だらけといったときでした。
ある日、いつものように作業所送迎中、赤信号で停車したのを止まるな、と迫ってきたやーくん。私も運転中で ヒステリックに座れー!みたいに荒く言ってしまって、それが更に興奮(パニック)させてしまい左母指を噛まれてしまいました。
作業所かかりつけの整形外科では施しようがなく信大病院へ転院。診断は先端欠損 当日は傷口から丸い骨の先端が見えていました。
傷の重篤さより自分の日常での負傷にショック、やーくんを載せての運転が出来なくなり、送迎はこれまた慌ててガードを取り付けた作業所の車でお願いしてました。
当時のVOXYにガードも取り付け 恐怖の記憶にさいなまれながらも運転再開出来るようになるまで ひと月かかりました。
先端欠損の指も、噛みちぎられたのが軟部組織という、 植物でいう頂芽優勢の代謝旺盛なところだったのでムクムクと細胞増殖し、 触感や冷えやすいなど支障は残っているものの 数年かけて今ではよく見なければ はた目には目立たなくなりました。
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今回は下部のプラスチックを外しました。
今、自分の体づくりや 登山にうつつ(?笑)を抜かしている日々。こんな日が来るなんて!
歩んでいる最中は、人生の全体は わからないもんです(笑)
生きてりゃきっと 次のステージがあるんです。エンドまで生ききりましょう〜