茅ヶ岳と 深田久弥と 私
七丈小屋で、《難易度が一目でわかる!》北杜市登山マップを 1部もらいました。
これは我がヒーロー花谷康広さんも監修に加わっているマップで、
コースを色わけして示してあるので、
力量、経験に応じた登山計画を立てたり
段階的ステップアップに役にたちます。
さて、茅ヶ岳は…青色の難易度Bだ。
コースタイム2時間30分。トータル5時間か。
ヤーくんの支援がある日ならいけるんじゃない?
このマップにも茅ヶ岳が『深田久弥終焉の地』とあり、
『茅ヶ岳』でググってみると、
頂上にたどり着けなかった…であるとか、
脳出血だったとか、
深田久弥がどんどん身近に感じてきました。
また深田は茅ヶ岳からの富士山の眺めを気に入っていたともあり、(これは見てみたい)となってきたわけです。
もともと歴史を探る 調べるのが好きな歴女なのです。
まずは登山口までのアクセスも含めて行ってみたい。なので今回 雨予報で富士山が見えなくても構わないのです。絶景は後に置いといて土地勘をつけておきたい。どんな道か、植生は?とか。
甲斐駒ケ岳の時も、1回目は七丈小屋まで、と決めてルートの形状や長さを体にたたき込み、2回目にめでたく登頂しました。どうも私にとって、てっぺんが目的じゃないんですね。
運転は 韮崎インターから昇仙峡へ延びた道の途中にあり、ほぼ一本でわかりやすい道路でした。(これはリピートする可能性大!)
登山道は、四エリアに分けられます。
1〜登山口から〜上高地横尾へ のようなオフロード
2〜いきなりの岩稜の急登 ちょっと三点支持
(この看板の右側が岩稜)
3〜樹林帯のつづら折り急登
(見下ろしたところ)
4〜頂上へ〜低木 狭い急登 たとえて言えば合戦尾根を彷彿とさせるような
深田久弥は、4の始まりあたりで亡くなったようで、「え〜なんで〜」って思ったかも。「富士山見たかったよお」って。
思っただろうな〜…
そんな 彼の最期を想っていたら、
私が代わりに景色を見てきます!って
私を通して見て下さいねって 話しかけました。
で、
今回はガスガスの真っ白だったので、
また来ます!(こちら側に、たぶん富士山)
雨が 初めは音はすれども樹林帯のおかげで濡れずに済みました。
低木になってさすがにレインウエアを着ました。途中で着たからか、下山するとパンツまで濡れちゃっていました💦
2の岩場は滑りそうな岩肌していました。でも避けられるので試してません(笑)
3は 黒土がぬかるんで ずっていく感じがヤバかったです。
泥でグリセードって、イヤじゃん!(笑)ま、スキーのノリで、尻もちなんてミスはしませんでしたけどねへへへ(笑)
いっそ4の赤土が滑りませんでした。
そのかわり、土と同じ色のデカいカエルに気がつかず、一瞬 土が動き出したように見えて毛が逆立ちました(笑)
もう一件。
これは、カラダについての試行です。
『深部体温』
以前から登山時のバケツをひっくり返したような発汗が気になっていました。
同じ条件下で 他の人はそうでもない…。
数日前 何気に見ていたテレビ番組のテーマが熱中症で、
汗の出過ぎは消耗すると。
汗の出方と深部体温は、相関関係にあり、
汗をセーブするには深部体温を下げると効果ある と。
チャンカワイが身体を張って実験してました。
私自身、前々から心当たりもあったんです。靴の中の熱さ、掌の火照り。
座ってるだけの何にもしてない今も熱い(笑)
やはり掌、足のひらに体内血液の循環をコントロールする血管があり、適温でその血管が働き始めると。氷とか、冷たすぎては収縮し過ぎてダメなんですって。
『手に、冷えたペットボトルを持つ』と。 お〜‼️
それで?いいの? やってみよっと。
ということで、今回 1のオフロードを ペットボトルを持って歩きました。
今までと熱さ上昇が違う感覚あり でした。歩行による体内ヒートが いくらか低かった気がします。ブラブラしてると掌がむくんできてたので、その対策にも物を握ってるのは良さそうです。
だからかなあ今回、息が上がってくるのも 先に延ばせた気がしました。
この春から見ても激変してるんですよ。鼻呼吸、 口を閉じる、腹式呼吸、そのための登山姿勢、腹筋の使い方 舌の位置、歯の噛み合わせ等々。
他にも課題は山積です。糖質依存とか、低血糖とかの対策でナッツ、イリコ、エゴマ油ね。
ペットボトル、他の山行でも試してみます。効果が出ると面白いですしね。