エガクのブログ

絵を描く事と、山に登る事と、作業所に通うハンディのある長男と、夫と、東京に居る二男と…

『こんな夜更けにバナナかよ』

こんにちは、エガクです。

私は 映画館で映画を観たのは数えるほどで、東京在住時ママ友たちの映画鑑賞率の高さに内心ビックリしたものだった。

この映画も観るつもりはなかった。

それがいつもつけている朝のニュース番組で原作者のコーナーを見たとき、f:id:ridgeww:20190130001132j:plain目が釘付けになって動けなくなり、そして忘れようとしていた苦しさを思い出してしまった。

相模原施設の障害者殺傷事件だ。
当時は 犯人に同調する意見も相次いだという。

私たちは何に裁かれるのか。おののいた。

その数年前、いきなり家に入ってきた若者に60代の女性が殺された事件。
事件をおこした理由はまず『誰でもよかった』その次に
『若者だと将来があるので、もう先のない年寄りを選んだ』

これ、間違いなく自分が該当する。じゃあ目の前に犯人が居たら、価値のない存在だって判断してころされたのかな。

けど、私の場合50代になってから新しい発見、新しい出会い、たくさんあった人生を、勝手に裁くな!
それって、障害者に対してもそう

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ぐるぐると思考が回転しはじめ、この映画をどうしても観たくなり、やーくんを送っておいてアイシティシネマへ向かった。
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あら、火曜日はレディスDay でお得に入場。

そして始まった映画。

映画のあちらこちらに 私の言葉がちらばっていた。

支えていたと思っていたが、支えられていた

彼のわがままは命がけ

~‘’人に迷惑をかけない‘’ 社会規範のなかで 自分だけすべてを抱え込んで孤立してしまって誰にも助けを求められない状況に健常者ほど陥りがち
そこをすごく楽にしてくれる~

すみません、映画に関しては、自分の目で見て それぞれの感想を持って欲しいので、
テレビの要約で締めたいと思います。

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私の視点は、どうしても親、家族。
家族目線でゆさぶられたこと。

綾戸智恵演じる母親の距離感。
うちの現状は。。。安住もしてないし、常に問い続ける事を止めないで生きていこう。

相模原事件の犯行理由『親が疲れはてているから』
やーくんがいることであれも出来ない これも出来ない...なんて言っている場合ではない。やりたいことは?夢は?
常に自分に問いかけること。
これからは、私も命がけで登山する。

エンドロールで
『彼の夢だった
英検2級も、
アメリカに行くことも、
叶えられなかった

だが、
彼は 自分に正直に生きた』(言葉が違うかも...💦)
叶うか叶わないか 以前に夢を持つ。
とにかく夢を持つ。
それは『じゃあ自分はどうしたいの?』って小さな事に対してからも、問いかけを持つってこと。
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ニュースで映った原作者の本も、見終わってその足で買いに行った。すごく読みやすい本です。
おすすめします。