フルムーンってやつ?(笑)
(iPadで描いてみました。)
夫が勤続何十年だかの休暇を 会社からもらえると言う。
でも3日ですよ。(笑)
どこに行ける?(失笑)3日で・・・
まず考えたのは、
前から気になっていた 上高地は徳澤園のウィリアム・モリスルーム宿泊!ファブリックがウィリアム・モリスなんですよ♡ お高いのよ…けど、こんなスペシャルな日にはいいんじゃない⁈ おまけに長野県出身なのに夫は上高地に行ったことがない(^^;; ちょうどいいじゃん
しかし。
夫が休暇を申請した月は仕事も落ち着くだろうとのことで12月。。。上高地、閉山してるし徳澤園も開いてない。(笑)ダメじゃん💧
次に考えたのは、乗り物で非日常を味わい尽くす 国内の観光寝台列車。
JR西日本 大阪発の『瑞風』という全席スイートルームの寝台列車もあるぞ♪♬♩と。
ところがカシオペアも 今では定期運行じゃなく旅行会社のチャーター便扱いなので 出発が土曜日。
瑞風も出発日は土曜日 もしくは日曜日。
ななつ星はそもそも予約が取れないと耳にしていたしで調べもせず。
なぜ土日がダメかというと夫の会社は良いのだが、やーくんのショートステイが常々「金土日は避けてください」と言われていて、そこを抜いて考えていたからだ。
しかしながら『スペシャルな娯楽』で 土日抜きでってすごくハードルが高い。もう戦意喪失。
ディズニーリゾートで なんとかメリディアンのスイートみたいな良い部屋に泊まってグダグダビール飲みながら時々アトラクションに乗れば良いじゃん、なんてプランも考えていた(笑)
言ってみるか。
ダメもとで、いつもは支援相談員さんを通して取っていたショートステイを直接施設長さんにお電話して、一生に一回だから!と頼み込んでみた。
そしたら何カ月も前だったからか、快く「良いですよ」と日程確保。ヤッホー٩(^‿^)۶
そうなると3日に土日くっつけてほとんど使ってない年休組み合わせて一週間くらいの日程確保!実際にはやーくんの送りお迎えなどあるので5日くらい可能となりました。
さて次は ミニチュアダックスフントのスイちゃんだ。
今までの私の山行と夫の出張が重なった時も、ペットホテルのストレスより 自宅内でエサを多めに仕込んでおいた方が彼女にとっては良いだろうという感じで切り抜けてきた。
まぁ内弁慶のノミの心臓犬だ。キャンキャン吠えるし それでも放っといたら ひきつけ起こしてアブクを吹く。
だが今回は一週間もあるので、家でというわけにもいかない。姑は犬嫌いなので預かってもらうこともできないし、これはやっぱりペットホテルしかない。
まわりのペット飼ってる人でペットホテル利用したことのある人もいないので近郊のペットホテルの評判もきけない。
そこで偵察に いつもはしないトリミングに出して、どんな感じかそれとなく聞いてみたが、ホームセンター併設のペットホテルは 夜間は人がいないそうだ。
場所が変わっただけで食欲も落ちるデリケート犬、困ったなぁ…と 改めて検索してみたら、 新たに上がってきたデータが。
ちかくに今年オープンした動物病院のペットホテル発見!
一泊4匹限定っていうのも善良な感じ。
話を聞きに行ったら二階に獣医さんが住んでるっぽいし、具合悪くなっても治療を期待できるでしょう? ここに決定〜!
さてそうして、いよいよ決めねばならないのは行き先だ。
移動日もあるからヨーロッパやら地球の裏側みたいな長距離は無理。 どこ行こうかねぇ。
私はパスポートが切れてて発行手続きもしないといけないので、海外は本音めんどくさくなっていた。
(日本でいいじゃん)と。(笑)
だらだらいつまでたっても合同庁舎に行こうとしない私に業を煮やしたか、夫がアクション。Amazonで ベトナムのガイドブックを2冊注文して、自宅に送りつけ(笑)てきた。
そんなで 夫が 案内出来るとのことで、かつて海外出張で行ったベトナムに決まった。アジアならこんな日程でもゆったり出来る(そうだ。行ったことないのでわからんが)
合同庁舎で、行き先はベトナムと言ってパスポートも取ってきた。
パンフレットをもらってきて 見積もりも取ってきた夫。
で、ほぼホーチミンに決まってきて具体的に泊まるホテルを決めたり、アオザイレンタル着て街歩きプランとか絞ってきたけど、、なんだかしっくりこない。。
ショッピング。。。もう 改めて欲しい物もないしねえ
グルメ。。。おなか弱いし食べ慣れてないもの食べたいとも思わないし。。。
そのパンフレットは東南アジアの数か国が載っているものだった。
なにげにパラパラとめくっていて 無意識に目が止まりそそられたのは遺跡。
アンコールトム
クメールスマイル
(フォルムが斎藤工に似てると思いませんか?)
ラピュタのモデルになったと言われてる廃墟ベンメリア
ぉおおお〜〜(*゚∀゚*)
なんだか無性に行きたくなってきた。
ガイドブックを 目を皿のようにしてみていると、ホーチミンと アンコールワットの拠点シェムリアップは近い! 飛行機で一時間ほど。
1日フリーだったのでタッチアンドゴーで行くだけで良いや。遺跡の空気だけでも...を 吸いに行きたいなと。(空気…歴女の妄想力ですね 笑)
我慢して今の流れのままよりも、夫に言ってみることにした。
すると、
「国を挟むのは 慣れてる人なら良いけど なにかとややこしいから、アンコールワットのプランにしたら?」
と、逆に提案してくれた。
たぶんその時 私がすごく嬉しそうにしたんだろうと思う。ベトナムツアーであれば要らなかったVISA が必要になり旅費も上がったが、なにも言わなかった。
夫はおそらく 自分が行きたい行き先に同行者をつきあわせるタイプではなくて、人の感情が憑依するタイプなんだと思う。嬉しそうにしている人に照らされて自分も嬉しい、みたいな。そもそも私みたいな こだわりの煩悩もない。
誰もかれも一律に 『主体性』というバケモノに取り憑かれなくて良いのじゃないの?
あ、それでも寝台列車プランは
もっと具体的になってたら拒否したかもしれない。
閉所恐怖症だって言ってた出来事を あとから思い出した。
かつてトレーラーハウスに泊まろう!と下見に行き それじゃあ いつ泊まろうか〜♩なんておしゃべりしていた帰りの車中、珍しく意思表示して「俺は嫌だ」と言ったことがあったわ。
趣味や生活スタイルが一致したカップルの方が微々細細に調整やあつれきも起こらないだろうけれど、何を人生の歩みにポイントを置くか なんだろう。指と指をぴったり合わせて互いの不足分を補いあう生き方もある。
たぶんだが、私たちが似た者夫婦だったら 数年前の家族危機は乗り越えられなかっただろう。主に私が先鋒で対応、力尽きかけた時 さっと取って代わってくれたのが夫だった。ま、そんなこと予測して結婚したわけでもない。(笑) それに極限にならないと人は能力を発揮しない。通常では 脳の数%しか機能を使ってないというし。
カンボジアは数十年前まで内戦で 地雷もまだ埋まってるし ツアーに乗っかった方がいいだろう。
それでも負の歴史も見ておきたいとの想いもある。(歴女ですから)
ポルポトってつい最近まで生存してなかったっけ?
地図を見ると、シェムリアップのメインストリートに『キリングフィールド』がある。
今は鎮魂の寺院が建てられている。そこはかつて市民の処刑場だった場所で遺品や頭蓋骨が積み上げられてあるとのこと。遺跡じゃない。ほんの数十年前の史実だ。
フリーの時に そこに行きたいと夫に提案してみたが、夫は生々しい惨劇はダメな人で、人によって脆弱性もあり耐性も違う。なのでそこのところは私も無理強いはしなかった。ムシが起きてトラウマになられても困りますしね。
そういうわけで、
一ノ瀬泰造の『地雷を踏んだらサヨウナラ』を購入、読むにとどめた。
かつて激戦の渦中に身を投じながらアンコールワットに恋い焦がれ 銃弾に倒れた若者が居たということ、胸に秘めて行かせてもらおうと思う。
ツアーのディナータイムにアプサラダンスという宮廷舞踊の鑑賞がある。
ポルポト政権下 踊り子の実に90%が虐殺され踊りが一度途絶えた。平和が戻り 生き残った者が記憶を呼びおこし若い世代に伝えて、辛うじて後世に伝わった……とのテレビ番組を 十数年前に観たことがあった。それがこんなところで活きるとは…。感慨をもって鑑賞しようと思う。
アンコールワットの壁面に江戸時代の日本人が落書きをしてあるという。徳川家光が祇園精舎の視察を命じたそうで、当時の日本人はアンコールワットが祇園精舎だと思っていたらしい。そんな荘厳さ悠大さも自分の目で、 身体で、感じてきたい。。。
うはーー! 歴女の本能がウズウズする〜
そんなこんなをクリアしてフルムーン、堪能させていただきます♡
(左※遺跡はサロモンで歩きます。10kmでも20kmでもドンとこ〜い(笑)
右※四十代のイケイケブラウス発掘!辛うじて(笑)入ったのでディナータイムに着ますわ。スイちゃんこらこら!踏むんじゃない💦)
旅費とほぼ同額のビジネスクラスで、乗り物とラウンジを楽しみラグジュアリークラスのリゾートホテルに宿泊します。夫はこういうところを楽しみにしているみたい。
それとプールで泳ぐぞー ٩( ᐛ )و 誰も見てないし(爆笑)
いえいえ!
これでもね、
3泊5日が
『瑞風ツイン一泊二日料金』
『ななつ星一泊二日料金』より、
はるか〜〜に安価ですから(笑)