エガクのブログ

絵を描く事と、山に登る事と、作業所に通うハンディのある長男と、夫と、東京に居る二男と…

生活で見えるお山に登るシリーズ〜美ヶ原〜

『生活で見える山に登る』

こんな分類もあるんだと、なかなか楽しい作業です。

 

ランドマークに惹かれる、いつも目がいく、そんな事が 以前から私にはありました。

海でいうと海岸線沿いの道路を走っていると、一番向こう側にあった出っ張りに近づいていよいよその岩を通過する感慨。。

 

あ💦 海に縁遠い人もいると思うので、

標識の地名が変わっていくの、好きなんです。

具体的な方が伝わるかもなので一例をあげると、

中央道を名古屋方面に走っていて高速道路と思えないような山道のカーブの連続をかわし、

長い長いトンネルで文化圏が変わり、

やたら盛り土されたあたりが岐阜、

そしてやたら分岐が出てくるのが愛知に入ったすぐぐらい、

自分の行く方向を間違えないよう緊張感をもって運転、

で、ジャンクションOK!と同時に出る

『京都』

の、標識の地名に興奮するのは私だけでしょうか(笑)

 

嗚呼 キターー♡

そして京都の思い出がよみがえる。。

場面が浮かぶ

そんな気持ち。。

 

あの高揚感と類似したものがあるのです、

生活で見えるお山のテッペン。

 

届きそうで届かない、

見えるのに いろいろ条件が整わないと行けない。

あそこってどんなだろう

行ったことあるところだと、

あそこからこちらを眺めたらあんなだったわ と

記憶をたぐり寄せられる。

 

脳内で山旅が出来るわけです。

 

今回は美ヶ原。 朝に夕に運転しつつ目がいくアンテナ群。

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コロナ自粛以降、大幅に減らした放課後(じゃないな、作業所後)のヘルパー支援、

大事に使わないともったいない。

今回はその美ヶ原へ行くことにしました。

昨年以来になります。

こうやって時々記憶のあめ玉を転がすように行くのでしょう。

良い老後の張り合いが出来た(笑)

 

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朝の支度をしつつ山登りの準備もして登山口に着いたら、帽子を忘れていた💦

そしたらこんな見た目!

さすがにこれはひどいかと思い(笑)メガネに変えて樹林帯は手拭いもやめました。(笑)

しゅっぱーつ!

 

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今回木舟コースを登りました。やっぱり最高峰王が鼻は行っときたい。

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林道の分岐までは、結構な斜度です。

 

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板のような岩がガラガラあるところを歩きます。

 

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ふと見下ろすと、スタート地点がぽっかりと

 

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住んでるあたりが見えます。

 

 

 

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Google先生に教えてもらった『ウメバチソウ

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同じく『マルバダケブキ』

 

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これは知っておりました。『ハハコグサ

節理の隙間から咲いています。

 

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昼どきもあり、王が鼻には何人かの人がくつろいでいたので 私は先を急ぎます。

 

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美ヶ原は空が近い

 

 

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牛の大移動 

草だけでは太れないのか、腰骨があらわでした。

 

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帰りはちょっと冒険、初めての百曲りを下っていきたいと思います。

 

 

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節理ですね。

 

百曲りの坂を下りきると、沢沿いに緩やかな道が続きます。

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木舟コースより距離も短いですね。1時間足らずで降りてきました。

 

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最後の最後で悪魔の誘惑(笑)

ゴクゴク飲みたい気分で、牛乳にしました。

 

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あ〜 あそこに居たんだなぁ。。♡

見えてきた私の山スタイル

道具の購入も、一発でジャストなギアには出会えない。。

人のやり方に引っ張られたり

やり過ぎたり やりなさ過ぎたり。

 

山行スタイルもそうだ。

周りに、自分に無理がかかる、

無理どころか迷惑かけたり

漠然とした表現になるけど、シックリこなかったり。

 

家族構成や世間の環境、今の状況を見ると、

一泊か日帰りが、ダメージもなく楽しい余韻に浸れて良い感じだ。

 

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そう気がついて、その一泊や日帰りを快適に行けるようにしようと思い、カモシカのセールでザックを買ったのであった。

 

何個めよ。。

 

1代目は店員さんに勧められるままにレディスモデルを買った。

「そんな事を!」と思われるかも。。だけど使ってみると、サイドポケットのジッパーが硬い上に 入れたいものが入らなかった。

また、1年目は不安から荷物が増えに増え、一泊でも10kg超過していた。

『不安、自信がない事と、荷物の重さは比例する』

その言葉そのものだった。

 

2代目は同じブランドのもうひと回り大きいザックを、

かもフェスのタイム激安セールの雰囲気に呑まれ購入。

確かに安くお得に買え、背面の反ったパネルがないので荷物は入れやすくいっぱい入るようになったことで、今でも冬装備時には使用している。が、だいぶ必要なものもわかってきたのもあり荷物量も減ってきて、グリーンシーズンには 逆にザックの重さが気になってきた。

 

3代目は まさかのウルトラライトの方向に走る。

体力不足を軽量化でナントカしようと思ったみたいだ。

そしたところが

1代目2代目の 造りのガッシリさで気づかなかったパッキング技術不足が露呈。

背面パネルがないので荷物の形状が背中にあたる。気になる。

軽量だが肩紐調節幅が男性体型用なのか、いっぱいに締めても歩くたびに動作を変えるたびに、荷物が動く。

1代目2代目ブランドが 腰紐で荷重を受けるのに対し、重さがダイレクトに肩にかかる。

登山後 脚より肩痛がある事に 気になっていた。

 

水分とスマホは、そのたびザックを下ろすのでなく手元におきたい。

別売のボトルホルダーは歩いているうちに重みとマジックテープの緩みで一番下まで落ちてくる。

出先で何度直しても固定できない。

スマホもズボンの膝ポケットやいろいろ試したものの、衣類に入れると歩きに支障があり

スマホホルダーを別ベルトでみぞおちあたりの高い位置につけることで落ち着いてきた。。かに思えたが、10km超える日帰り山行時に背中が擦れる痛みを感じるようになる。何かと思えば、そのベルトの金具がザックに押されて擦れていたのだ。

 

もともと自称マーケティングリサーチャー(笑)で、買い物好きなのもあって

「ここが改良された」「こんなデザインになった」「新色登場!」(笑)

ああ、揺さぶられながらも「ガマン、ガマン」を合言葉に我慢しました。

だけどだけど、

自分の山歩きとしてまとまってきた一泊日帰りを、荷物で煩わされず快適に旅したい。。

肩紐にドリンクとスマホが入って

ブカブカでもユサユサならない

トレランザックの後ろ大きめみたいな?

 

で、エコバッグとセールのハガキを握りしめていざカモシカへ!

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そしたらひとモデルだけあったのです。20リットルで。

どこにどんなポケットがあるとか背負ってフィット感とか、振ってみたりお辞儀してみたり。

よし買おうと思ってザックを店員さんに預け、他の売り場をリサーチしていたところ、対応してくれた店員さんが駆け寄ってきて、

「セールスタートは明日で、定価になりますが良いですか?」なんて善良なお店!

「きゃー勘違いしてました。すみません💦明日朝イチに来ます」

 

その夜 就寝中の脳内にて。。

隣にあったレディースモデルは 28リットルだったけど、そっちが良いのではないか。。

伸縮性もあったし荷物の少なめにも対応するんじゃないか。。

今まで男性仕様の 肩幅の違和感に悩まされてきたのだもの、レディースモデルにしなよ。。

と、冷静になった脳からの新提案。

即座に買わなかったご褒美提案のような気がする。

 

そして翌朝 入店してザックコーナーに直行、二つを眺めたり背負ったりポッケの位置を確かめたり。

そうして全てに納得の、レディースモデルに決定。

オマケに『定価で買わない』モットーも守れた(笑)

 

なんて長い前置き!(笑)

 

おニューのザックで有明山に臨みました。

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(雨蓋外してペッタンコで使いました。色もお気に入り♡)

 

 

今回、初めての誘い合っての登山でした。

まつもっさんとは ふとした話で山に登る人だと知り、

北岳登ってバットレス見てきました。すっごい迫力の絶壁ですねー!」

バットレスは登りました」ひえー

 

「横尾から見える屏風の頭すごいですねー」「私、登りました」ええー

「黒戸尾根は登りましたか?」

「登ったことはないです。

黄蓮谷の沢登りして、下りに使いましたけど」

(OvO)  なんと。。

今まで登りはバリエーション、下りは登山道だそうで…(笑うしかない💦)

 

そんなレベルの違う人でもいちお誘ってみたところ、行きましょ行きましょー意気投合!ということになったんです。

 

行きたかったのは有明山ですよ。

暮らしの中で見える山、だけど難易度も高い、一人じゃクマも怖い。

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7月は長雨で、急峻だし またの機会にとお流れ

8月、決めた日の二日前からすごい雷と豪雨。

『雷三日』ですからね、その三日目にあたるし まつもっさん、出発時間を1時間早め距離も短い裏参道往復に変更の判断をしてくれました。

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歩き出しから、見上げるような急角度。

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霊山の雰囲気です。

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もののけの世界

シシガミさまが見てそう。。

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(ツノ付き骨が鎮座しておりました)

 

8時には頂上に到着ー!

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ピースがぎこちない(笑)

 

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住んでる辺り

 

まだ青空です。

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まつもっさん、変更をしきりに悔やんでましたけど、午後は湧いてくるわよ、きっと。

 

 

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ゴゼンタチバナ チェック)

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コイワカガミの群生では。。)

 

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(こ、これはアサギマダラ? 本体消滅してましたけど なんとはかないアサギ色)

 

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(苔にうっとり♡)

 

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キノコとか。

そんな中断が、クライマーまつもっさんには新鮮だったみたいです(笑)

花の名前を教えてあげたりしました。

ま、私はこんなところに目が行くからコースタイムウーマンなのよ(笑)

 

ゆうじん さん以来のお喋りしながらの登山で、楽しい登山だったのは良かったんですけど。

私が先に歩くよう促され、

里山とはいえ、

数歩で気づいたとはいえ、

登山道から外れること数回。

まだまだ修行が必要です💦

一ヶ所岩場を巻く場所では、先にまつもっさんが行って足場を見ててくれました。

ガイドツアーでないグループ登山ならば、オンブダッコではいけません(もちろんガイドツアーでも丸々のオンブダッコではダメです💦)自分に必要な能力や知識、どんな部分を強化して人と登れるか、そんなことも考えるようになってこれた今シーズンです。

 

そして そんなバリバリのまつもっさん、いったん山を降りると私の車の駐車場を通過してしまったり、お茶目なところもあり(笑)

 

解散後 夫の心温まるお言葉に甘え、しゃくなげの湯でリラックスしました。

 

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出てくると有明山方面から雲モクモク、その中からゴロゴロ遠雷

ほらー!

 

まつもっさんの判断大正解でしたね!

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ささやかな夏休み〜『自由』ってなんだろう?

自由に外出出来る

出たい時間に出発出来て

自由な時間に帰ってこられる

 

それに加えて行き先にどうこう言われない

行き先を言わなくても出かける

 

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こういうのって『自由』ですか?

 

長らく私はそう思っていました。

 

でも、違ったんです。

全部引き受ける覚悟をしたら、

(私の場合ですよ、)不自由なはずの生活が輝きはじめました。

普段はやーくんの送迎があるので、9時前に出られないし4時以降は出られません。

心配性を通り越して束縛感多めの夫も、

夫の心配の根源をなくして 手間をいとわずメールで知らせてあげたら、私に判断を任せられるようになってきました。

 

それは自分を受け入れるところにも通じてきました。

クセ毛は嫌い。。と捉えずに、

持ち味と考え 合うスタイルを見つけたら、褒めてくれたり羨ましがられたり。

他にもメガネと靴は、既製品でピタッと合うものは皆無です。

それを嫌だと捉えるのかトレジャーハントを楽しむのか。

だって、ピタッと合ったものに巡り会えたときの喜び!

通販で買える人には この感覚、わからない喜びかも…(笑)

 

それと似てるかも。。

月に一回、やーくんのショートステイを入れています。

家でも夜間管理にコツの要るやーくん、いろんな人と関わる機会として利用しています。

 

そしてその間、私にとっての自由の時間!

早朝も、

日没後も、

そして、夫の気持ちも察して対応する事で、

心おきなく!

ノルマでもなく!

コソコソしないでこうやってブログにも書け(笑)

 

さて、

8月のショートステイはコロナの気がかりもあり、

日帰りの山旅にしました。

もう県外移動もだいぶされているようですが、

福祉施設に通うやーくんが家族にいるということで、👆のような楽観的な人たちよりは警戒感は持続中です。

 

候補のテーマは『行ったことない』

でも、全く無情報 未侵入の地は、こんな私でも慎重なのです。

もういっこ付け足すと、第二のテーマ『生活の場から見える未踏峰

やーくん送迎中に見えるお山とか。

おー!まだまだあるじゃん(笑)

 

扇沢登山口の山ってまだ行ったことなかったので、

爺ガ岳

針ノ木岳

それぞれ日帰りで、決定ー!

(ところが初日の爺ガ岳、種池山荘の看板で 、針ノ木雪渓立ち入り禁止と知り とん挫)

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そんな間際にあちこち考えた末、夏場の晴天率の貴重な栂池方面に決定しました。

ワタシ、小谷村は通り抜けてただけでスノーシーズン、グリーンシーズン通して初なのです!

 

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初日は

チラリと鹿島槍ヶ岳まで考えたものの、

コースタイムウーマンの私がどれくらい歩けるのか、地図上で計算すると爺が岳で引き返した方が無理はないみたいです。

鹿島槍ヶ岳はお泊まりOKになってからだね。

 

あまりピークハントにガツガツしてないからか、今回惚れたのが柏原新道の快適さ!

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石の並べ方が、まるで階段!それがずーっと続くのです。

歩幅にもピッタリ♡

 

それから、付けてある看板。黄色に統一されています。

扇沢駅が遠望出来るから『駅見岬』とか、

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なんだか日当たりが良くなってアザミが咲いてると思ったら『アザミ沢』

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土が少なくなって大きめの石を歩くところでは『石畳』

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それに丁寧で気持ちの感じられる看板がいっぱい!

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中にはこんな商売っ気のある看板も(笑)

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そんな茶目っ気に影響受けたか

おにぎりでお山を再現

剱岳

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けっこう難しい💦食べ過ぎても戻せないし(笑)

 

鹿島槍ヶ岳

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こっちの方が似てるかも(笑)

 

 

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住んでるところを見ておかないと。安曇野、松本方面

おーーい、みんなー♡

 

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遠くに槍ヶ岳

 

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槍ヶ岳を見たら、剱岳も!気持ちの良い稜線♡

 

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さて二日目。

 

予備知識ゼロでとにかく小谷入り。国道から登ること、そして何度目かのカーブで不意にどーん!

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うわぁー!

白馬村とまた見え方が違う。。

 

予備知識ゼロで、今回は有料駐車場に停めたが💦次回までに探しておきますぜー

 

テレキャビン乗り場には登山者対応のブースがありました。

今回はすべて晒して聞こうと思って「今から白馬大池まで行けますか?」

初日は夫の起きる前に出発したし、二日目は急きょ決めた行き先だったこともあったので、見送ってから出たのです。それも自主的な私の判断。7時出発では通勤ラッシュにかかったり、電話対応したり…で、乗り場前に10時前。

そのガイドさん、(うーん)と考えて「天狗原あたりにしたらどうです?」と提案してくれました。

私も自称コースタイムウーマンですから(笑)そのように目安をいただいて出発しました。

 

テレキャビンから見える芝生のゲレンデはゆるやかで、基礎スキー練習にちょうど良いかも。いつも斜度の誘惑に負けて飛ばしまくってちっともうまくならずに終わってるので(笑)来シーズンは栂池スキー場に来てみようっと。

 

テレキャビンの中継駅で降りたのは私です。だってドアが開いたし(笑)栂池ルール、頭に入ってません。

それでもホスピタリティ溢れる対応で、元のキャビンに乗り直しました。

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昨日の柏原新道より斜度もあり斜めの石で滑ったり、ヒヤッとした場面もありました。

 

けど、見え方がドラマティック!変化に富んでいました。

樹林から抜けたら、振り返ると不意のワイドビュー

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雪渓もあり よじ登るようなゴロゴロ岩もあり、

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天狗原を越えて、進むのは1時までと決めて先へ

 

そしたらまたまた不意にどーん

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白馬乗鞍岳到着ー!

 

もちょっと行ったら大池見えた。

道がぐるーっとまわり込んで小屋に行っているので先に進むのはやめて、景色の良いところでランチタイム

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で、余裕を持って引き返しました。

 

帰りはこれまた前から気になっていたものの、行ったことがなかった『ゆーぷる木崎湖』で入浴の本懐を遂げる!(笑)

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昔ながらの保養所的雰囲気を残している良いお風呂でした。

登山後には、水風呂のある浴場はありがたいです。

両足両手をアイシングして、買い物して日没後に帰宅しました。

予定時間までピタリと言い当てLINEをしておいたからか、私の方が先に帰り着きました。

 

しかしながら、ショートステイ中のやーくん、頭突きして流血してしまったとのこと。

その報告の電話を、稜線上で剱岳眺めながら聞くことになろうとは…💦

二日目にも運転中にお電話。それでの遅れもあったかも。

あれもこれもしての、ご褒美なので、明日から対策に あっちこっちでっちですよ(笑)

 

 

 

 

延命水

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夫の『山』免疫をつけるため、

今 彼のマイブームである『水』に着目してみた。

 

毎週 安曇野まで汲みに行っているので 今回、

「延命水ってありがたい名前のついた、正真正銘 岩から湧き出している水を、テイスティングして欲しいの!」と持ち出してみた。

『延命水』とは、常念岳蝶ヶ岳 三股登山口に行く林道の途中にあります。

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別に 夫に登山をして欲しいとかは思ってないのですよ、けど、山…と話し始めただけでキッと険しくなるの、見ながら話すのがしんどいので抵抗感・嫌悪感だけ取っ払ってもらえたら御の字なんです。ほら、ハードル低いでしょ?

 

で、延命水。

私は数回通っているものの、

登山前は せわしなく、

登山後も 早く降りたくて、

私も一度も口をつけたことはない。

 

 

かつて

夫は 湧水で売り出している松本市内の湧水より安曇野の湧水の方が良いとしきりに言うので「水でしょ?どこが違うというの?」と聞いたところ、松本の湧水を

「なんだかすっぱい」と

表現したのだ!

これにはビックリ(笑)

 

 

なので夫をして 延命水のテイスティングをさせてみたいな〜と興味津々で提案してみた。(笑)

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見知らぬ場所やいつもと違う行動がなかなか入らない夫が、珍しく応じた!(笑)

 

そして到着して飲んだ夫。

「うん。。」

「どう?」

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「う〜ん」

…  ジリジリ

 

 

「冷た過ぎてわからないので、

持って帰って も一度飲むわ」と。

( ゚д゚)(爆笑)ゲラゲラ

 

夕食後自分用にコーヒーを淹れて感想。

 

「ミネラルが足りない」(爆笑)とのことでした。

「柔らかい飲みやすい水だね。ただ、安曇野のよりミネラルが足りない」と。

 

言うことだそうです。(笑)

 

あ、『合格』と言うことのようです。ププ

8月7日

8月7日の前夜に

ジョンくんから電話があった。
「どう過ごしてる?」
「なに食べてる?」
「仕事はどう?」
「近くにかかった人いる?」
「休みの遊びはなにしてるの?」

なんでもないようなことを知るうれしさ。

なんでもないようなことを聞かれても、ひと昔前のようにうるさがらなくなっていたジョンくん。

 

 

翌7日は、休みになった夫と昼食に出かけた。
蕎麦に凝っている夫のリクエストで、四柱神社脇の『小林』へ。

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久しぶりに 国道より東に来た。

あ、そうだ。と、 縄手のうつわ屋さんに行った。

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今使っているスープの器が、一個は縁が欠けてたり、当時100均で とりあえず買い揃えた物だったので、良いものはないかなぁと見に来たのだ。

 

物を減らそう、

それも 好きなものに囲まれて暮らそう、

そんな心境になっている。

 

居眠りしていた店主に「こんにちはー見せてくださーい」と声をかけて、さーっと店内を回った。

深さ大きさがちょうど良い器が目につき、他に形状を比べる器もなかったので即決。

うちは今三人で暮らしているが、いつ帰ってくるかわからないけど、ジョンくんの分も加えて4個買っている。

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それはきっと彼が結婚するまで続くだろうな。

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具だくさんスープにうん、ちょうど良い。へへ

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8月7日

やーくんの誕生日だ。

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やーくんの障害が確定したのが3歳とか4歳だった。

定型発達が20歳で成人。20歳で一応の 親の育ての手が放れるとするなら、やーくんは30歳くらいをかけて大人になればいいやと考えた。その時私は57歳。

それまで親の現役続けるぞ!と。

 

その覚悟が、すっごい目がくらむほど先のように感じていたけどな。57歳になるのは来年。

 

やーくん29歳、おめでとう。

 

京ヶ倉、なぜにそなたの名は 京ヶ倉

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距離としては近いものの、私の生活圏ではない生坂村

明科を過ぎるとガラリと空気が変わります。

 

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梓川奈良井川等が合わさった犀川も、生坂のそれは 通常から水位は高く水量も多く、

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今年の長雨の時など怖くはなかったのだろうか…と、そこに住む人々に想いを寄せたほどです。

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気がつかれただろうか。国道19号を長野に向かって走るとき、

山と山の合わさりから徐々に、異質な稜線が近づいてくる事を。

それが京ヶ倉の山容です。

 

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990mと、決して高くない里山です。なので国道から眺めても稜線上の樹木の枝葉まで見えます。

なのにググっと迫ってくるこの雰囲気!屏風のようです。いかに急峻かが伝わってきます。

 

実は自粛解除すぐに、京ヶ倉登山の下見に 生坂村をウロウロしに行きました。

ところが村内は、まだまだ自粛の真っ最中の雰囲気。

道の駅で村外者が買い物をするのもなんだかはばかられるような空気を感じ、林道ゲートにも新型コロナ対策の貼り紙があり、近々の登山はやめました。

それからしばらく忘れていたのが お盆前の最後のやーくん支援の日。

私の家族サービス前の 最後の自由が利く日(笑)。

漫然と家事をして過ごすより、

店のはしごをして底値の買い物をするより、

京ヶ倉ー! と天の声。

 

はい!わかりました。行かせていただきます。

 

やーくんを作業所へ送ったその脚で、愛車ノアは生坂に舵を取りました。

 

あーやっぱり低山は春先に登っておきたかったのよぉ〜 ちょっとドアを開けると甲羅の固い大きめの虫がブンブン💦 あわてて閉めても車にカツーンと体当たり(笑)

 

林道ゲートって、何故に初めての時は こんなに後ろめたい気持ちで開けるんでしょう?(笑)

 

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ゲートの向こうにお墓があり、その前に広い駐車スペース(勝手にそう思っただけで説明や看板は無し)

その先も試しに走ってみましたが、道幅が正味軽トラ一台分なのでお墓のところまで戻ってエンジンを切りました。

 

そこから5分ほどもジョギングしたところに、舗装道路から脇に入る『京ヶ倉登山口』の看板が。

いよいよ登山開始です。

 

やはり近いこともあって、四賀の虚空蔵山や光城山、長峰山と似た雰囲気で…

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と思っていたら、樹林帯の中からキレットがいくつもあり、両端切れ落ちています。(これ、落ちたら『滑落』じゃなくて、『転落』だなぁ)なんて覗き込みながら思ったり。

 

でいきなりの急登の始まり。

進行右手(東側)が樹林越しにひらけてきました。

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(山深い。。人工物なし)

 

尾根をキレイなツヅラ折りで登って行きます。

そこで、降りてくるおじさんとすれ違いました。

そのおじさんに「よくまあ ひとりで?」と声をかけられました。

どの山にも、そこの主のようなおじさんが居ますね。そういう人だったのかな?

 

松の感じなど、黒戸尾根の雰囲気に似ていると思いました。

稜線に出ると、『馬の背』『巻き道』の分岐に来ました。

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考えなしに馬の背を選んだ私。

最もナイフでリッジなところはロープが張ってありましたけど低過ぎで、掴んでても安全な気がせず💦

手すりがないと、途端に腰抜けの私(笑)

誰も見てないし、と 四つ這いでなんとか越えました。

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(ここじゃないの!もっと切れてる上に足場が斜め💦)

 

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京ヶ倉頂上からすぐ目の前に、上の平たいピークがありました。大城でしょうか。

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あそこまで行って駐車場まで帰ってくるとなると一日仕事だなあ…。

 

いつかは行きたいですね。

 

 

ネイチャーストーブ作りワークショップを受講

家族で囲むバーベキューコンロはあるけど ネイチャーストーブという物は持っておらず、

家族が減ったこともあるし、夫が屋外余暇に消極的なのもあり、

『一人分の焚火台』に魅力を感じて

今回 すえなみブッシュクラフトスクールのワークショップ、『ネイチャーストーブ作り』に参加しました。

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(すえなみブッシュクラフトスクールはコチラ👇

 

https://www.wagamamalive.com/  )

 

午前の部を選び 当日会場に行きましたが、(うわーしまった)と思ったこと。

それが、私以外もれなく親子連れ。。

 

昨今の雰囲気、 

アウトドア→屋外遊び→子どもが主役→大人は脇役

そういう傾向を感じている私。

 

それ、違うでしょう? とは思いつつも自分に合うワークショップを見つけられず

長らく行動を起こさなかった…というところもあります。

それに対してすえっちの「すえなみブッシュクラフトスクール」の講座は、『オトナのアウトドア』。

堪能していたんですけどね。

 

そう言っていましたが、屋外とか火とかナイフとか、そんなジャンルに寄ってくる人間って、あい通ずるにおいがあるっていうんですか(笑)、

こんな無愛想なおばさんに お子たちの方から声をかけて近寄ってきてくれたり

また彼らにとって(親の向こう側にいる大人という認識でなく、)ある意味対等に居られたこともあり、意外にも楽しませてもらえました。

 

さて、すえっち校長の講座、参加の回を重ねれば重ねるほど 前準備と、準備物の周到さに本当に感心・感動すら覚えます。

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それに単回であっても繋いでいく、という気概を感じたのは、

配られたスクールのパンフレットに挟まれて、以降のスケジュール一覧まで添付してあります。

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また、クラス設定を

ブッシュクラフトコース・

キャンプコース・

防災・災害対策コース ・ 

と三本柱にしてあります。

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私が登山を始めたときに聞いたのが、『登山技術は災害時に役立つ』という言葉です。

登山では、自分が背負えるだけの限られた荷物で数日過ごすことになります。いったん代用の発想・知識がつけば、 有事の際にも動揺しなくなります。

そんな段階に至ってなくても排除せず、まずは屋外・森を楽しめる導入段階を設けてあるし、

逆にそういったプロセスを経た者には いよいよ自然との向き合い方、ブッシュクラフトへと導いていくという。

 それじゃあ つまるところの目指すものは、何なのでしょう。

今回も、作るというワークショップであっても変わりませんでした。

受講者が完成の物品だけ作っておしまい…にならないよう 話のあちこちにブッシュクラフトのスピリッツをちりばめていきます。

それは、

ブッシュクラフトはアウトドアの方法ではないということ。

生き方そのものだということです。

 

 あーまた前置きが長くなってしまいました💦

 

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(空気穴の位置によって、空気の流れができ燃焼効率が良いのが、ネイチャーストーブのようです。)

 

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(中身入りのパイン缶と桃缶⁈)

 

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(中身のおみやげ付き(笑))

 

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(穴あけの説明中)

 

 

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(完成ー)

 

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(それでは点火してみましょう)

 

 

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(対流が上手くいき始めると煙もなくなり、何より炎が見たことないような美しさ‼︎)

 

 

これから、狭い範囲でも火が見れますね。

パインと桃のおみやげ付きで帰宅しました。