富山のプチ観光編
早月尾根下山後は 富山の気になるスポットを巡り、
飛騨→平湯→安房峠経由で帰ろうと考えていました。
ところが急きょ夫が同じ日に泊まりの出張が重なってしまい、ミニチュアダックスフンドのスイちゃんがまるまる24時間いやそれ以上ひとりっきりで過ごさなければいけなくなりました。
まぎわ過ぎて『初』を体験するには 彼女にとっても私たちにも戸惑いのみで 出来なかった。。。
ということで わたくしめが直帰することとなったのであります。
とりあえず滑川インターから高速に乗りましょう。
ほたるいかミュージアム、フォッサマグナミュージアムも次の機会の楽しみに。
とはいえ、前編『剱 早月尾根 と私』を読んでくださった方は お分かりだろうが、全身びしょぬれなのです。
上半身はそれでもファイントラックのアンダーとメリノウールのTシャツなので乾いてきたけれど、ズボンとパンツ!は いかんともしがたく。
かといって温泉用の着替えを着てしまって 温泉後またそれを身に着けるのって、なんだかリセットし損ねるようで許せなくて出来ず。けどいかんともしがたし・・・。
サービスエリアでお土産を見ているうちにおなかもすいてきて うどんがある♡
食べたい!
でも濡れてるズボンで座るのか?
座りました ^^;;;で、白エビ天うどん。
おいしゅうございました。
これでまた車のシートに座るのか?
海まで下りてきたので寒さはなくなったけど、この不快さ。。。
ま、知恵は働くもんですよ。登山中の使わなかった衣類、メリノウールのTシャツとダウンベスト。
下は・・・?ダウンパンツ(笑) 下界の8月ですよ、で、この格好(笑)
濡れたパンツは履いたままで、濡れた運転席のシートと 両面の水分をダウンに吸ってもらって(失笑)
温泉後快適に帰る、と。グッドアイデアね~(笑)
直帰とは言いましたが親不知で海に触りたくて下車。
これで『2600m to 0m』達成~!(笑)
引き潮で 波打ち際がすごい急な小石の海岸。きれいな海水の中は、そのまま深海に続いている恐怖感を覚えました。
四国に住んでいるときだって、こんな急深みたことなかったし、そんなとこ まず近づかないし。
もう高速には戻らず国道で糸魚川、148号線に入りました。
不穏な雲と かいま見える尖った名もなき峰々。濁流の姫川。
スケールでかいわ~!
もう国道からそんなに離れず温泉入りたい…と、思い出したのが『小谷道の駅』です。
数十年前 姫川治水工事中に大規模災害があり、十数名の作業員が巻き込まれたニュースを見たことがありましたが その現場近くですよね。
緊急避難場所も兼ねているようです。
お湯はよかったです。
源泉かけ流しで濁り湯でした。それで660円!当日ならレシート見せれば何回でもはいれるとか。
行きに入って日本海で遊んで帰り入る?みたいな??
マメな方はどうぞ(笑)
走り慣れてる安曇野は、帰宅ラッシュもありスルーしたくて高速利用しました。便利♡
そしてスイちゃんと感動の再会!ベロベロで、大歓迎してくれました。
追伸 翌日さっそくレインウエアを買いにいき、好日山荘の前にモンベルに寄ったら製品ごとの説明がわかりやすく、(ほかのショップは レインなのかシェルっていうやつなのか、かいもくわからん💦)
定番品でも安かったのに、アウトレットの品ぞろえサイズがまた豊富で、そのさらに訳あり品で 格安で手に入れました。「定価では買わない」のが、実益を兼ねた趣味なものですから(笑)
。。。おしまい
長文を最後まで読んでくださり、
ありがとうございました♡ (*^^*)
剱 早月尾根 と私
お盆を過ぎたら雨の日ばかり。
実は、この8月最終週のショートステイは 母に無理のない登山をしてもらおうと考えていました。
でもいろいろありまして結局かないませんでした。
ということでぽっかりあいたやーくん不在のこの三日間、何しよう・・・?
山行こう!
でも前線が停滞の雨という、最も厄介な 間際まで当日の天候が読めない状態です。
こんなで母が来ても楽しめなかったろう…とじぶんをなぐさめたり。
火曜日は前線のあい間的な 一番じりじりする状況ながら、ひとりなら計画の変更も間際でできるし、尾根物語第何弾?(笑) 早月尾根に決定~
先日の笠ヶ岳同様 家で仮眠 。駐車場でまた仮眠という計画に基づき就寝。
パッと目が覚め 見ると全然早すぎ!でも遠足の前の晩が眠れない子ども同様で、目がさえてしまい、出発~!
ところが時間の計算を間違えたのか?北陸道インター降りる頃にはしらじらと夜が明け始め、それもなんてこと!剱のシルエットがくっきりと里から見えるではありませんか!
仮眠なんてどころじゃないわ!番場島に着くが早いが出発~るんるん♪
同時に歩き出したおじさんがやたら話しかけてくる。。。勘弁してほしい。
歩き始めはペースを作る大事な時間。特に長丁場、特に未知のコース。集中させてぇ。
そうこうしているうちにエンジン点火!息上がらず足痛くない、いい調子!
松尾平の平地のあと、いきなりの『ちょっと三点支持』的急登(笑)
少しの手の支えで登れたことで、足の疲労も負担も全然違いました。
気温も涼し目で標高2400メートルまで調子よく。
それなのに『早月小屋まであと1メートル』表示地点で がくりとペースが落ちてしまいました。
脱水? いや違う。
高山病? それも違うと思う。
集中力が途切れた。。。それしか考えられないのですが。
あえぎあえぎ苦しみながら 止まらないことだけ心がけ、
なんとか早月小屋到着~
見たら11時だ。計画では1時か2時に着く予定だったのが!
がぜん計画変更!
小屋の人に
「頂上も行けなくは ない時間です。」と言われてその気になった!帰着3時オーバーも目をつぶっていただけるなら、当初予定になかった頂上も視野に入ってきた。
それに小屋番さん、私のヘルメットの七丈小屋ステッカーに気がついてくれ「今日 花谷さん、こちらにきてますね。八つ峰から剱岳に行ったみたいですよ。」
会えるなら早く…と出発しかかると、「こちら(早月小屋)には来ないですけどね。頂上も、もう降りてると思います。」
ありがとう、クギさしてくれて(笑)
距離はあと1キロもないけどアスレチック感は更に増し、天気予報通りで2600mに着いた12時には頂上にはガスがかかり始めてしまいました。。。
すると夜寝てない事もあり、2600m地点で爆睡しましたとさ(笑)
さて、下山開始。
空気が変わったのを感じました。防寒ジャケットを羽織りました。ヒンヤリしてガスが踊り狂い始めています。
(ホシガラス ポーズとってくれました(笑))
小屋は見えているのにスマホが圏外。連絡できないまま3時30分に小屋到着し、案内された部屋で 夕食まで爆睡でした。
お夕飯は食べ応えあり、湯呑み以外使い捨て容器で それがまた可愛い❤️💕こんなやり方もあるんですね。
夕刻 雨が降り始めました。
遅れると連絡はあった2人が その頃小屋に着きました。
人なつこい女性の小屋番さんと意気投合、色々お話ししました。
一年目で初めての小屋が早月小屋!すごいですね〜
あ、名前を聞くのも写真も忘れてた💦
ーーーーーーーーーー
翌朝 すごい風雨の音で目が覚めました。
(剱岳方面 まっちろ)
6時に小屋を出る頃には雨の勢いは弱まっていて、樹林帯まで急ぎます。
上空の強風が 樹木の先端を吹きさらし凄い音がしているものの、自分のいるところは風も当たらなかったです。
(富山平野から能登半島まで見えます。3000mを境に前線の厚い雲が…)
先に出発した2人を追い抜かせてもらいましたが、男性はヨロヨロに見え(大丈夫なのかな…)なんて思ってしまいました。
雨に濡れるのはわかっていたので、
シャツなどきっちりレインウェアに入れて 下山まで一度も座らず、
ザックはサイドの水を飲むのにおろしただけなのに…
ビショビショ!
レインウェアのポケットの中に水が溜まってタオルは絞れるくらい!
上半身は汗かもしれませんが、
特に腰あたりパンツまでビショビショって、
もうレインウェア、ダメだよねぇ⁈
まだ寒くなかったのと、二日目だったので まだ良かったけど、状況によったら…
怖いよね〜‼︎ 買い換えますか。。。
馬場島には10:30に戻ってきました。
馬場島荘、他に客もいなくて入りにくく(笑)
シートにビニール袋を敷いて出発しました。
……【富山プチ観光編】へつづく
笠ヶ岳と播隆上人と私
どこからも見えた笠ヶ岳。
気になっていました。これは登りたい…
私は登山を始めたのが遅かったので、百名山等のスタンプラリー的登山にしてしまうと間に合わない。し、気持ちがそうなってしまう前に、
自分の意識が向いた山へ登ろうと。
初めは喜作新道。
次は水平歩道。
そして茅野在住時の若い頃、「あの山、今も雪積もってるの?」と 夏に、
聞かずにおられなかった甲斐駒ケ岳。
そして笠ヶ岳です!
槍ヶ岳を開山した播隆上人さま。あ、松本駅前に銅像がありますでしょ。
上人様は、頂上で仏のお姿をご覧になられ、神の領域であることを感じられたのですね。現代で言うブロッケン現象です。現象は心象とのコラボなタイミングですから!「なぁ〜んだ私も見たわ」なんて思っちゃダメ。
笠ヶ岳からは槍ヶ岳が見えるそうですから(すみません、今回自分の目で見てないのガスガスで(笑)伝聞のような文です)天を貫くような山を開山することこそ衆生救済と お考えになられたのでしょうか。
愛ですよ、愛。
けど、そういった痕跡は無いに等しかったですね。
私の山行に愛はあるか。
エゴになってはいまいか。
今回ささやかながら、見かけたゴミ(=プラスチックゴミ)は、拾わせていただきました。
ま、笠新道ですから浮ついた観光客の及ばぬ領域。それでも塩あめの小袋はいくつか。。。これぐらい、、の気持ちは誰でも湧きます。ただ、ソレは自然に還りませんのでね。
ま、私もポケットの物が 歩いているうちに見当たらなくなった事もありますので、自分の業の相殺という事で。
さて、新穂高に駐車して、ちょっと仮眠して夜明けとともにあるきだす…という計画は、駐車場でつまずきました。
厳冬期クルマを置けた駐車場は、厳重なバリケード。そこは8:30に開くとの事。そんな!到着3:30を無駄にしてなるものか!
無料駐車場は満杯!ねじ込んで止めて 当てられるのもイヤだし、有料駐車場へ。
といわけで、いっときも無駄には出来ん!と、4:30出発しました。
笠新道は、結構な斜度をつづら折りに延々と、高度をかせぎます。
そのうち降りて来る人たちが口々に「どれくらいかかるのか?」と聞いてきます。
往復しないんですね。ほとんど双六荘からのラウンドとの事。
「あなたは?また戻るの?」
かの高橋庄太郎さんが著書でおっしゃっています。『目的はひとつだけに』と。
はい!
私は ソロで未知の領域は 往復して道を覚えこむ、と決めています。
(下りのとき撮影)
高山性広葉樹林から針葉樹林帯、
低木 お花畑と 相当上がって来たはずなのに…
(下りのとき撮影)
あ〜(なのに)はダメです。集中力が途切れてしまいました。
杓子平までも四時間かかり、稜線分岐までも同じくらいかかりました。
先の投稿でうた歌ったりして、アレも五、六回撮り直したり場所変えて探したり、しゃがんだ瞬間 寝落ちしてしまったり。ソロの良い点でもあり悪い点でもあり。
でも、
周りに人間のいない
花に囲まれて この世かあの世か区別がつかなくなって ふわふわしていました。
こんな感覚、世俗では味わえませんからね!
競争や、早く行くのはトレイルランナーにお任せします。
それでも稜線で、歩いても歩いてもガスで見えないので何処までいくのやら、ペースは上がらないし、ふと繋がった4Gで すかさず笠ヶ岳山荘に電話しました。
痛み始めた膝が、動かす方向加重によってはピキーンと刺激痛となっていました。
それが、それがですよ、電話済ませてこれ以上迷惑はかけれん!と気持ちが起きあがったら刺激痛は感じなくなったんです。
さては脳の暴走だったな〜
『疲れ』ーーー休憩とったのに
『空腹』ーーー食べた後なのに
『痛み』ーーー炎症や傷も故障も持病などもないのに
思いあたるケアしているにもかかわらずに感じるこの三点は、もしかしたら(止まれ!休め!)と悲鳴を上げている脳の暴走の場合があります。
それこそメンタルトレーニング!まだまだ修業の余地はあります。
さて、小屋到着して後、頂上へ行きかけたところポツリポツリと大粒の雨。これは来るぞ〜と判断して小屋に引き返したらドワー!土砂降りです。寝る部屋は、槍ヶ岳などの見える特等席の部屋だったようですが、始終真っ白でした。
笠ヶ岳山荘は、新しく、特にトイレにビックリしました。
和式のポットントイレなのに、アンモニアの刺激臭が全くない!
食事スペースは畳で食後談話室となり、思いっきりストレッチ出来たからか、下山後疲労や痛みが全く残りませんでした。
山行後のケアを教えてくれて、サンキューようきさん。
翌日。
頂上はまだガスでしたが青空も垣間見え、稜線を歩き始めたら...
うわーーー♪
(振り向いて 笠ヶ岳)
太陽が…
いきなりキターーー!
(同じ方向)
その後は雲のパフォーマンスをずっと楽しめました。
(一瞬見えましたね)
だらだら歩きも良いもんで、オコジョが遊びに来てくれましたよ。
(慌てて一眼レフを構えてパチリ)
(おどかさないように...カメラが気になるのかな?)
オコジョが警戒するようなオーラじゃなかったんだとも思います。動物は敏感ですからね。
本当はわさび平小屋でうどんかスイカか、何か食べる!のを支えに下山していたものの、順調だった杓子平越えての下山に こんなに石あったっけ?
その度 着地に神経使い、
雨あがりで滑って気持ちは折れ(笑)
はるかに見える新穂高で 、その距離にまたウンザリ(笑)
だってほら〜💦
(遥か彼方...💧)
新道入り口まで降りて来られたのが2時過ぎ。
やべ!ここからまた一時間かかるし、4時に出庫しないとまた加算される!わさび平小屋は次回のお楽しみとして帰路を急ぎました。
ところがところがお財布を見たら、小屋で気を使って小銭で払っていたので札がない💧
ロープウェイ駅で両替…なわけないじゃん!
ソフトクリームとスナック菓子買って、高くつきました(笑)とさ。
おしまい
(長文、最後までのおつきあい、ありがとうございました❤💕)
今日のアオムシくん
虫も暑いのでしょうか、ひなたぼっこしていました。
庭での ささやかな攻防
今年三年目の柚子の木。
柑橘類にアゲハチョウが産卵に来る。
春先いつまでも蝶が離れない数日後、
柚子の葉っぱをよくよく見ると
丸い固い黄色い球体を発見する。
話によると、幼虫が一旦着いたら
葉を食い尽くすとのことで、
うちの柚子の木は幼木だしと、
卵を見つけたら落としていた。
今年それが、見落としたらしく
7月下旬に眺めていたら、
綺麗な色のアオムシ発見!
んー(;>_<;)どうしようか。
木をなめ回すように見ても
その一匹だけのようだ。
今年の柚子の木は、
春先にも花が咲いて結実したし、
いつになく葉っぱが生い茂っており、
どうやら成木になったようなので、
どんな感じか 観察することにした。
今年の新葉は、ことごとく食ってある。
(これ、来年に支障ないの?)
古葉で頑張ってくれたまえ。
わが庭には五種類の薔薇がある。
花色は白系(ローブリッターはピンク)なのだけど、
これがまた個性がはっきり分かれる。
ニューウエーブ......(白系だけど、薄くラベンダーカラー)早々にチュウレンジハバチに葉っぱを食い尽くされる。。。
ブノワマジメル......照り葉で虫、病気。全く無縁。
こんなに違うんですよね。
虫も
病気も
よく知ってらっしゃる。
今までのうちの薔薇は、
カップ咲きといってコロンとした花弁の先が内側を向いています。
右...カップ咲きのローブリッター
中...カップ&クォーター咲き(芯が分割されてます)ブノワマジメル
左...剣弁になる前のアンナプルナ
意識的にカップ咲きを選んでいました。
そして、
名前だけでうちの薔薇になったアンナプルナは、
咲かせてみたら剣弁咲きでした。
剣弁咲きとは、いわゆるベルサイユの薔薇の薔薇形です。外側の花弁が反ってクルリと巻いてます。
一時代を謳歌したのちカップ咲きにとって代わられた剣弁咲き。そして我がアンナプルナ。
良いですね~❤
コースタイム 12時間
昨夜から ベタなドラマで号泣〜💦
『1964東京オリンピック選手村物語』。
「どうしてそこまでするの?」
「喜ぶ顔が見たいから。」 ……ねー!ベタ(笑)
なのにドラマに散りばめられている(クサイ)言葉に
ボロボロ涙が止まらなかった。
今日も帰宅して、昼食を食べるのに何気につけたテレビ
『スポーツ✖️ヒューマン 早田ひな(卓球選手)』
彼女の持ち味は攻撃的なドライブスマッシュ。
だけどマッチポイントの場面で 勝ちを意識し始め逆にミスをしないようにと守りに入って攻撃がなりを潜めたことで 大逆転負けしてしまう。
卓球でなくても 守りに入ってしまうことは多々ある。
このドキュメント番組でも
『弱い自分』
『東京オリンピックは 子供の時からの夢』
卒業式後の教室に掲示してあった、自分が書いた後輩へ贈る言葉に
奮起を促された早田選手。
そこから軌道修正。出来ることを積み上げて、激戦の卓球出場枠を狙っていく。
ザワザワと心を撫でていく言葉が 出てくる。
道は遠く険しい。
私も、ここに来て、
『行きたい』
夢を抱いてしまった!
そこは
コースタイム12時間。
遅れに遅れて 、結果12時間歩いた … ではないんです!
標準的な登山者をもってして 12時間かかるルート。
キビしい。。。
私は55歳。ピークの時に鍛えてない。
頼りになるキャリア=経験、知識もない。
それでも諦めきれないのだ。出来ることはやる。
週一の登山、週二回のジム、
筋力
心拍機能
いつも開いていた口を是正して、鼻呼吸
横隔膜 機能発揮のための姿勢
舌の位置
食事管理
生活管理
持ち物チェック
ウエア
誰にも知られずコツコツ積み上げて、見たい景色、立ちたい場所の為に
近づいて行きたい。道(プロセス)は遠く険しいが。
茅ヶ岳と 深田久弥と 私
七丈小屋で、《難易度が一目でわかる!》北杜市登山マップを 1部もらいました。
これは我がヒーロー花谷康広さんも監修に加わっているマップで、
コースを色わけして示してあるので、
力量、経験に応じた登山計画を立てたり
段階的ステップアップに役にたちます。
さて、茅ヶ岳は…青色の難易度Bだ。
コースタイム2時間30分。トータル5時間か。
ヤーくんの支援がある日ならいけるんじゃない?
このマップにも茅ヶ岳が『深田久弥終焉の地』とあり、
『茅ヶ岳』でググってみると、
頂上にたどり着けなかった…であるとか、
脳出血だったとか、
深田久弥がどんどん身近に感じてきました。
また深田は茅ヶ岳からの富士山の眺めを気に入っていたともあり、(これは見てみたい)となってきたわけです。
もともと歴史を探る 調べるのが好きな歴女なのです。
まずは登山口までのアクセスも含めて行ってみたい。なので今回 雨予報で富士山が見えなくても構わないのです。絶景は後に置いといて土地勘をつけておきたい。どんな道か、植生は?とか。
甲斐駒ケ岳の時も、1回目は七丈小屋まで、と決めてルートの形状や長さを体にたたき込み、2回目にめでたく登頂しました。どうも私にとって、てっぺんが目的じゃないんですね。
運転は 韮崎インターから昇仙峡へ延びた道の途中にあり、ほぼ一本でわかりやすい道路でした。(これはリピートする可能性大!)
登山道は、四エリアに分けられます。
1〜登山口から〜上高地横尾へ のようなオフロード
2〜いきなりの岩稜の急登 ちょっと三点支持
(この看板の右側が岩稜)
3〜樹林帯のつづら折り急登
(見下ろしたところ)
4〜頂上へ〜低木 狭い急登 たとえて言えば合戦尾根を彷彿とさせるような
深田久弥は、4の始まりあたりで亡くなったようで、「え〜なんで〜」って思ったかも。「富士山見たかったよお」って。
思っただろうな〜…
そんな 彼の最期を想っていたら、
私が代わりに景色を見てきます!って
私を通して見て下さいねって 話しかけました。
で、
今回はガスガスの真っ白だったので、
また来ます!(こちら側に、たぶん富士山)
雨が 初めは音はすれども樹林帯のおかげで濡れずに済みました。
低木になってさすがにレインウエアを着ました。途中で着たからか、下山するとパンツまで濡れちゃっていました💦
2の岩場は滑りそうな岩肌していました。でも避けられるので試してません(笑)
3は 黒土がぬかるんで ずっていく感じがヤバかったです。
泥でグリセードって、イヤじゃん!(笑)ま、スキーのノリで、尻もちなんてミスはしませんでしたけどねへへへ(笑)
いっそ4の赤土が滑りませんでした。
そのかわり、土と同じ色のデカいカエルに気がつかず、一瞬 土が動き出したように見えて毛が逆立ちました(笑)
もう一件。
これは、カラダについての試行です。
『深部体温』
以前から登山時のバケツをひっくり返したような発汗が気になっていました。
同じ条件下で 他の人はそうでもない…。
数日前 何気に見ていたテレビ番組のテーマが熱中症で、
汗の出過ぎは消耗すると。
汗の出方と深部体温は、相関関係にあり、
汗をセーブするには深部体温を下げると効果ある と。
チャンカワイが身体を張って実験してました。
私自身、前々から心当たりもあったんです。靴の中の熱さ、掌の火照り。
座ってるだけの何にもしてない今も熱い(笑)
やはり掌、足のひらに体内血液の循環をコントロールする血管があり、適温でその血管が働き始めると。氷とか、冷たすぎては収縮し過ぎてダメなんですって。
『手に、冷えたペットボトルを持つ』と。 お〜‼️
それで?いいの? やってみよっと。
ということで、今回 1のオフロードを ペットボトルを持って歩きました。
今までと熱さ上昇が違う感覚あり でした。歩行による体内ヒートが いくらか低かった気がします。ブラブラしてると掌がむくんできてたので、その対策にも物を握ってるのは良さそうです。
だからかなあ今回、息が上がってくるのも 先に延ばせた気がしました。
この春から見ても激変してるんですよ。鼻呼吸、 口を閉じる、腹式呼吸、そのための登山姿勢、腹筋の使い方 舌の位置、歯の噛み合わせ等々。
他にも課題は山積です。糖質依存とか、低血糖とかの対策でナッツ、イリコ、エゴマ油ね。
ペットボトル、他の山行でも試してみます。効果が出ると面白いですしね。